【デジアナ文具最前線】第3回 ポメラ再入門(その2)さくさく動くアウトライン機能でタスクを整理する | RBB TODAY

【デジアナ文具最前線】第3回 ポメラ再入門(その2)さくさく動くアウトライン機能でタスクを整理する

デジアナ文具としてのポメラについて、アウトライン機能の操作をおさらいしておきたい。

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【デジアナ文具最前線】第3回 ポメラ再入門(その2)さくさく動くアウトライン機能でタスクを整理する
  • 【デジアナ文具最前線】第3回 ポメラ再入門(その2)さくさく動くアウトライン機能でタスクを整理する
  • メニューの「表示」→「アウトライン」を選択して見出しウィンドウを表示させる。Alt+Tabで、見出しと本文のウィンドウを切り替える
  • アウトラインプロセッサについてのMEMOを作ったところ
  • 見だしウィンドウ側でCtrl+↑の操作で、構成を変更したところ。下位のパラグラフも同時に移動された
  • 下位のパラグラフを折りたたんだところ。見出しウィンドウで見出しにカーソルを合わせて←の操作で折りたたむことができる
  • タスクをリストアップしたところ
  • タスクを分解。下位のパラグラフとして書いたところ。順番も入れ替えた。終わったものは、「済」の下に移動させている
 デジアナ文具としてのポメラについて、アウトライン機能の操作をおさらいしておきたい。

 アウトラインプロセッサは、マウスの発明者としても知られる、ダグラス・エンゲルバートが発案したものだ。主に、キーワードを入力しながら文章の構成を整えていくような使い方ができる。本来の用途である、構成を考えながら長文をまとめるのにも便利だ。今回は、企画のまとめとタスクの整理の2つのケースを例にその使い方をおさらいしてみたい。

 まず簡単に操作方法を説明しておこう。アウトライン機能を使うのには、メニュー画面で「表示」「アウトライン」を選択する。すると画面が縦に分割される。左が見出し画面、右が本文入力画面だ。画面の切り替えは、「Alt+tab」でできる。

メニューの「表示」→「アウトライン」を選択して見出しウィンドウを表示させる。Alt+Tabで、見出しと本文のウィンドウを切り替える
メニューの「表示」→「アウトライン」を選択して見出しウィンドウを表示させる。Alt+Tabで、見出しと本文のウィンドウを切り替える


 そして、本文入力画面に入力していく。このときのポイントは、見出しになる一文の先頭に「.」を入力すると、見出し画面で構成の編集が可能になること。また、見出し画面で、見出しにカーソルを合わせて、「Ctrl+→」とすると、その一文の階層が一段下になる。その逆に、「Ctrl+←」とすると、階層が一つ上がる。つまりタイトルの格上げ格下げが簡単にできる。またアウトラインプロセッサとしては当然のことだが、下位にぶら下がっているセンテンスも同時に上下する。

アウトラインプロセッサについてのMEMOを作ったところ
アウトラインプロセッサについてのMEMOを作ったところ


見だしウィンドウ側でCtrl+↑の操作で、構成を変更したところ。下位のパラグラフも同時に移動された
見だしウィンドウ側でCtrl+↑の操作で、構成を変更したところ。下位のパラグラフも同時に移動された


 この機能を応用すると、たとえばタスクの整理などができる。具体的にはタスクを片っ端から入力していき、優先順位をつけたり、タスクを分解して下位に書くなどする。こうすると頭の中が整理される。紙のふせんを使ってタスクの順番を整理する方法は有名だが、DM200のアウトライン機能を使うことで、より簡単に入力でき、入れ替えもできるわけだ。 

タスクをリストアップしたところ
タスクをリストアップしたところ


タスクを分解。下位のパラグラフとして書いたところ。順番も入れ替えた。終わったものは、「済」の下に移動させている
タスクを分解。下位のパラグラフとして書いたところ。順番も入れ替えた。終わったものは、「済」の下に移動させている


 パソコン用ビジネスソフトが各社から発売されていた時代には、アウトラインプロセッサを名乗るソフトも複数メーカーから登場していた。だが現代においては最近海外製のオンラインソフト「Scrivener」が登場するまでは、ほとんど製品がない状況が続いていた。ワープロソフトの代表格たるWord(マイクロソフト)や一太郎(ジャストシステム)には、アウトラインモードやそれに相当する機能があるが、どちらも重量級で、簡単な思考を整理するのには大げさだ。またフリーウェア、シェアウェアのソフトにもこのジャンルのものはあったのだが現在に至るまで提供されているものはない。一部のエディターにその機能があっただけだ。

 かくして、Workfolyのようなクラウドサービスとして提供されるものが、アウトラインプロセッサ好きの注目をあつめることとなった。

 DM200におけるアウトラインプロセッサ機能搭載は、だから上記のような状況に投入された波紋のようなものだ。とくにこの機能は文書作成用であり、その意味でも、文書作成用機器たるポメラとの親和性は高い。なにより軽快に動作するのがありがたい。これは上述のワープロソフトのアウトライン機能にはないものであり、かつてのアウトラインプロセッサ(専用ソフト)のメリットでもある。DM200を使っている人でこの機能を使ったことがない人は是非とも試して見てほしい。

※連載第2回はこちら

舘神龍彦氏

【著者】舘神龍彦
手帳評論家、ふせん大王。最新刊は『iPhone手帳術』(エイ出版社)。主な著書に『ふせんの技100』(エイ出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)『意外と誰も教えてくれなかった手帳の基本』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)『手帳カスタマイズ術』(ダイヤモンド社)『ポメラ×クラウド活用術: ポメラをクラウドエディターにする方法』(http://amzn.to/2Cm39Bo)など。また「マツコの知らない世界」(TBS)、「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)などテレビ出演多数。
《舘神 龍彦》

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