【レビュー】PCM録音が可能なXactiブランドのボイスレコーダーをチェック! | RBB TODAY

【レビュー】PCM録音が可能なXactiブランドのボイスレコーダーをチェック!

 10日に三洋電機から「Xacti(ザクティ)」ブランドのデジタルボイスレコーダー「ICR-PS285RM」が発売になった。現場でボイスレコーダーを使う機会が多い編集者の立場からレポートする。

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デジタルボイスレコーダー「ICR-PS285RM」
  • デジタルボイスレコーダー「ICR-PS285RM」
  • 内蔵マイク部分がチルトアップする
  • PCM録音のほか、2GBの容量がうれしい
  • 録音モードはリニアPCMのほか、MP3形式のXHQ、HQ、SP、LPの計5種類
  • マイクALC機能OFF設定の時は、9段階にマイク感度を調整可能
  • USB端子が底部に隠れている。背面のつまみをスライドさせると現れる
  • 電池は単4型充電式ニッケル水素電池(エネルケープ)が付属
 取材の現場でボイスレコーダーを使っている記者を見かけることが多くなった。というよりも、ほとんどがそうだと言っていいだろう。メーカーは様々だが、なかにはiPodを使っている人もいる。ボイスレコーダーは、パソコン同様、編集者には欠かすことのできない道具のひとつと言っていい。だから、使い勝手や性能には、一般のユーザよりも敏感になる。

 さて、10日に三洋電機から「Xacti(ザクティ)」ブランドのデジタルボイスレコーダー「ICR-PS285RM」が発売になった。今ではおなじみとなったスティック形状のボディーは34.2(W)×119.7(H)×13(D)mm、重量約49g(電池含む)。同製品は、なんといっても2GBのメモリを搭載している点、リニアPCM録音が可能なのがうれしい。さっそく記者会見に持参し、まず音質をチェックしてみた。同製品は机の上に置いて録音する時などに、雑音を拾いにくくすることに配慮して内蔵マイク部分をチルトアップできるようになっていいる。録音モードは前述のリニアPCMのほか、MP3形式のXHQ、HQ、SP、LPの計5種類から選択可能。2GBの容量があるため、PCMでは最大約3時間10分、XHQでも最大約35時間20分という長時間録音が可能だ。音に対する感覚は個人差があるが、マイク感度は非常に満足できるレベルだった。後で聴いてみると、離れた席に座っているカメラマンの小さなシャッター音までしっかりと拾っていた。ちなみに、マイクALC機能を設定しておくと、録音状況に応じて自動的に録音レベルを調整することができ、音量を一定に近づけて録音可能になる。感度は高、中、低の3段階から選択。同機能をオフにした時にはマニュアルで9段階に感度を設定できる。

 また、有難かったのはUSB端子だ。USBケーブルがパッケージに同梱されていたため、専用ケーブルを使ってのデータ転送しかできないタイプなのではないか?と思ってしまうが、実は本体裏側のスライドを下げることで、USB端子が現れる。ボイスレコーダーを使っている編集部で時々話題になるのは「USB端子は本体に付属していたほうがいい」ということだ。パソコンへの接続が楽だし、専用ケーブルは持って歩くのが面倒。それでなくても周りは様々な機器のケーブルが氾濫しているので、どこにしまったか忘れてしまうこともしばしばだ。それゆえ、USB端子の搭載は必須と言ってもいいだろう。転送にあたっての特別な専用ソフトは付属せず、ドライブとして認識される。

 なお、よく似ている同社の「ICR-S280RM」と異なるのは、メモリ容量のほかに、セキュリティ用録音フォルダだ。セキュリティー設定をしておくと最初の再生には暗証番号を要求してくるようになっている。本体を落としてしまったときにの用心にはいいだろう。ただ、一度Sフォルダで再生してそのままのフォルダ表示状態にしておくと再生できてしまう点は注意が必要だ。ただし、電源を入れて再度スイッチを入れた時にはロック状態となる。ちなみに、オートパワーオフの設定状態では約15分電源を入れたままにしておくと、自動的に電源が切れるようになっている。

 充電機能にも述べておこう。電池は単4型充電式ニッケル水素電池(エネルケープ)が付属している。この充電池を搭載していれば、パソコンのUSB端子に挿して充電することが可能だ。パソコンのUSBポートに挿し込むと本体液晶画面上にPC接続の絵が登場する。そのまま送りボタンを2秒間押すと、ランプ点灯とともに充電がはじまる。

 この手の製品は一度購入すると比較的長く使うものなので、操作は慣れている製品が一番と言えるのかもしれない。しかし、残念なのはインデックス機能だった。同製品は録音中に本体サイドのボタンを押すことでインデックスを追加することができるが、自動的に×分間隔でインデックスを追加していく設定がなかった。会議や記者会見などで使用する場合には、聞くことや筆記に夢中になり、再生時のことを考えてインデックスボタンなどを押している余裕はないと言っていい。このために、録音内容によって数分間隔のインデックス自動付加機能が助かるのだ。次期バージョンでは是非追加していただきたい機能だ。

 また、これは多くのボイスレコーダーにいえることなのだが、操作系のボタンは正面および右サイドにあることが多い。しかし、携帯電話での操作を見ても分かる通り、多くの場合ボタン関係は親指で操作するのが楽だ。よって、これらのボタンは正面および左サイドに集中すべきだと思う。ここも次期バージョンへのプッシュとさせていただきたい。
《小板謙次》

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