2012年2月27日から1日まで、スペインのバルセロナにて開催されるイベント。スマートフォン、タブレットなどの新端末ほか、キャリアの回線ソリューションもお披露目となる。グローバルで開催される通信・モバイル関連イベントとしては最大級。
MWC 2012のIntelブースでは、Android対応を全面的にフィーチャー。モバイル端末ではARM陣営に押されて存在感を発揮できずにいるIntelだが、この夏より搭載モデルを徐々に増やして本格的な攻勢に入る構え。
今年のMWCは、エリクソンにとって力の入った展示内容となった。スマートフォン急増によるトラフィック爆発への対応、LTE普及と3Gのさらなる高度化、OSS/BSSへの取り組みなど、同社のビジネス領域は多岐にわたる。
MWC 2012でモトローラ・モビリティがもっとも力を入れて訴求していたのが、「MOTOACTIV(モトアクティブ)」。これはOSにAndoroidを採用したGPS&WiFi内蔵の小型端末で、サイズは「iPod nano」並み。
NTTドコモやNECにノキア・ジーメンス、サムスンやLG、ファーウェイさらにはインテルと、スマートフォンの東西ビッグプレイヤーがブースを並べるMWC 2012のホール8。このホールの奥まったところにGoogleのブースがある。
バルセロナで開催されているMWC 2012には、カーナビゲーションアプリやテレマティクスビジネスに関する展示も多数あった。このうち、2011年6月にGARMIN傘下に入ったNAVIGONがブースを構えてAndroid、iOS、WindowsPhone向けナビアプリを展示した。
今後の日本市場での課題について、サムスン電子ジャパンの石井圭介専務は「一言で言うと“現地化”。市場に密着するということがこれまで以上に必要となる」と述べ、日本のユーザーニーズに合わせたカスタマイズが一層重要になっていくとの考えを明らかにした。
サムスン電子ジャパンは、スペイン・バルセロナで開催中の「Mobile World Congress(MWC) 2012」で日本の報道関係者からのグループインタビューに応じ、端末事業本部を統括する石井圭介専務が「GALAXY Note」の日本向け展開の見通しなどについて説明した。
MWC 2012にはアプリベンダーだけを集めた「App Planet」という企画展示が行われている。この一角にHPが出展。2011年10月に103億ドルで買収したインフラソフトウェアベンダー「Autonomy(オートノミー)」のアプリケーションテクノジーを披露した。
MWCの開幕から3日目となる29日、会場前では白衣を着た学生ら50人余りが集い、横断幕とプラカードを掲げてシュプレヒコールを上げながらデモ行進をおこなった。