キッズスマホとは？携帯との違い・乗り換えでお得かどうかを解説

キッズスマホについて紹介します。

キッズスマホについて知りたい方は、参考にしてみてください。

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「キッズ携帯」と「キッズスマホ」の違いとは？

まずは、「キッズ携帯」と「キッズスマホ」の違いを見ていきましょう。

端末｜キッズ携帯はいわゆるガラケー。キッズスマホは名前のとおりスマートフォン

キッズ携帯とキッズスマホ、どちらにも共通していえるのが「子供の安全を守るための機能に特化した携帯電話」であることです。

キッズ携帯は、本体の紐を引っ張ることで防犯ブザーとして使うことができ、それ以外にもオプションを組み合わせると子供の位置情報をGPSで探すことができます。

その反面、携帯電話としての機能は最低限しか搭載されていないので、基本的には保護者や家族と連絡を取るためだけの専用機となります。

一方、キッズスマホは防犯やトラブル防止の機能がついたスマートフォンという位置づけで、基本的には通常の大人が使うスマートフォンと同様の使い方が可能です。

データ通信｜キッズ携帯はインターネットが使えないが、キッズスマホは普通に使える

キッズ携帯は、携帯電話として必要最低限の機能に留められており、一切のデータ通信ができないようになっています。

つまり、キッズ携帯ではインターネットに接続してWebサイトを閲覧することはもちろん、LINEやTwitterなどのSNSやアプリ、YouTubeの閲覧もできません。

また、メールアドレスも付与されないので、MMSでメールを送られない仕様となっています。

一見するとこれらが使えないことはデメリットに思われますが、子供が自由にインターネットを使えてしまうと様々なトラブルに巻き込まれてしまう恐れがあります。

キッズ携帯ならこれらの機能を一切使用できないので、子供がトラブルに巻き込まれるのを未然に防ぐ効果が期待できます。

キッズスマホは通常のスマートフォンと同様なので、自由にインターネットを使うことができます。

メリットでもありデメリットでもあるので、フィルタリングアプリやセキュリティオプションを積極的に活用するようにしてください。

カメラ｜キッズスマホは写真や動画撮影が可能。キッズ携帯にはレンズがそもそも搭載されていない

通常のスマートフォンと同様の扱い方ができるキッズスマホには、カメラレンズが搭載されているケースが一般的です。

一方のキッズケータイは、そもそもカメラレンズが搭載されていないことが多いので、写真や動画撮影はできません。

昨今では子供が自分で写真や動画を撮影する機会も増えていますが、そうした使い方をしたい場合はキッズケータイではなく、キッズスマホを選ぶようにしましょう。

価格｜キッズ携帯よりもキッズスマホのほうが多機能な分、値段は高い

最後に価格面を比較すると、キッズ携帯よりもキッズスマホのほうが多機能な分、価格は高めです。

価格差にして1万円程度の開きがあることもざらで、キッズスマホの値段は普通のスマートフォンを購入するのと同額となっていることもあります。

一方のキッズケータイは15,000円前後で販売されていることが多いですが、大手キャリアの機種代金割引キャンペーンが適用されません。

そのため、ほぼ確実に15,000円前後の費用を支払う必要があるので、キャンペーンを活用してキッズスマホを購入したほうが安くなるケースも少なくありません。

キッズケータイとキッズスマホを比較する際は、キャンペーンが適用されるかどうかをしっかりと確認して、どちらが購入費用を抑えられるかをよく検討するようにしてください。

キッズ携帯からキッズスマホに乗り換えるとお得？

続いて、キッズ携帯からキッズスマホに乗り換えについて見てきましょう。

ドコモでキッズ携帯からキッズスマホに乗り換える場合

ドコモでキッズ携帯からキッズスマホに乗り換える場合の料金プランは、次のとおりです。

キッズケータイプラン（Xi）｜月額550円（税込）で利用できるドコモの唯一のプラン

ドコモのキッズ携帯向けプランは「キッズケータイプラン（Xi）」の1種類だけです。

月額550円（税込）でキッズケータイが利用でき、通話料は30秒で22円（税込）が必要ですが、家族間なら無料通話が可能です。

本プランに申し込みができるのは12歳以下の人に限られているので、小学生以下のお子様がいるご家族向けの料金プランといえます。

5Gギガホプレミア｜ドコモの無制限プラン。キッズケータイプランと比べて価格は十数倍に

NTTドコモが提供するメインの料金プランが「5Gギガホプレミア」と「ギガホプレミア」の2種類です。

5Gギガホプレミアは、5GのiPhoneやAndroidスマートフォン限定の料金プランで、月間データ容量が完全無制限となっています。

一方のギガホプレミアは、4G LTEスマートフォン向けの料金プランで、月間60GBまで高速インターネットが使えます。

どちらも月額料金は税込で7,000円超えなので、キッズケータイプラン（Xi）と比較すると、毎月のスマホ代は十数倍にまで膨れ上がります。

ドコモではほかにも「ahamo（アハモ）」や「エコノミーMVNO（OCN、TONEモバイル）」も用意しているので、必要に応じてこれらのプランもご検討ください。

【おすすめ】U15はじめてスマホプラン｜5GBプランを990円（税込）から。割引終了後は大手のなかで最安

ドコモのキッズスマホでおすすめの料金プランが「U15はじめてスマホプラン」です。

5分かけ放題付きの5GBプランを、1年間は990円（税込）で利用でき、2年目以降は1,628円（税込）でキッズスマホを継続利用できます。

ほぼ同じ内容の料金プランをソフトバンクでも提供していますが、割引終了後の価格をみると3大キャリアのなかでドコモが最安値となっています。

長い期間利用することを考えれば、もっとも子供のスマホ代を節約できる携帯キャリアといえるので、中学生以下の子供がいてキッズスマホを検討中の人におすすめです。

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ソフトバンクでキッズ携帯からキッズスマホに乗り換える場合

ソフトバンクでキッズ携帯からキッズスマホに乗り換える場合の料金プランは、次のとおりです。

基本プラン（みまもりケータイ／キッズフォン）｜月額539円（税込）と3大キャリアで最安値

ソフトバンクのキッズ携帯向けプランは「基本プラン（みまもりケータイ／キッズフォン）」の1種類のみです。

月額料金は539円（税込）で、国内通話料は30秒あたり22円（税込）、家族間通話は24時間無料となっています。

ほぼ同様のキッズ携帯向けプランを提供する大手3大キャリアのなかでは最安値で、他社より子供のスマホ代を節約可能です。

また、ドコモとは異なり、SMS以外に通常のメール（MMS）も利用できることが特徴です。

メリハリ無制限｜ソフトバンクでネットが好きなだけ使える。ただし料金は一気に十数倍に跳ね上がる

ソフトバンクのメインとなる料金プランは「メリハリ無制限」です。

メリハリ無制限は、ソフトバンクが提供する完全無制限の料金プランで、月額料金は7,238円（税込）からとなっています。

基本プラン（みまもりケータイ／キッズフォン）を比べると、毎月のスマホ代がおよそ13倍以上にもなってしまうので、プラン変更の際には注意が必要です。

【おすすめ】スマホデビュープラン｜新規契約なら22歳までが990円（税込）で携帯電話を持てる

ソフトバンクのキッズスマホでおすすめの料金プランは「スマホデビュープラン」です。

22歳以下のお子さまが申し込みできて、月額料金は最初の1年間は990円（税込）、2年目以降は2,178円（税込）からとなっています。

5分かけ放題＋毎月5GBまでの高速インターネットが使えることに加え、ほかの携帯キャリアとは違って対象となる年齢幅が広いことが特徴です。

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キッズスマホのおすすめ2選【ドコモ・ソフトバンク別】

ここでは、キッズスマホのおすすめについて確認してきましょう。

ドコモのキッズスマホ：キッズケータイSH-03M

ドコモで購入できるキッズケータイは「SH-03M」の1機種のみです。

販売価格は14,256円（税込）で、2024年4月時点で販売されている大手キャリアのキッズ携帯のなかでもっとも安い値段となっています。

キッズケータイSH-03Mは、本体の紐を引っ張ることで防犯ブザー機能が利用でき、子供が帰宅したり見守り範囲を離れたりした場合に通知が届く設定ができます。

また、NTTドコモの「イマドコサーチ」を使えば、子供の位置情報を手軽に把握することも可能です。

これら以外にも、子供が宿題をする時間や学習塾のスケジュール機能など、キッズ携帯として非常に便利な機能が盛りだくさんなことが特徴です。

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ソフトバンクのキッズスマホ：全部で3機種から選べる

​​ソフトバンクのキッズスマホは、大きく分けて3機種あります。

キッズフォン2 すみっコぐらし｜3,000台限定の珍しい端末。基本スペックは通常版と同じ

キッズフォン2すみっコぐらしは、2012年に発売されたサンエックスのキャラクター「すみっコぐらし」とSoftBankのコラボ商品です。

基本的なスペックは後述する通常版キッズフォン2とまったく同じですが、すみっコぐらしモデル限定のロック画面やオリジナルグッズが付いてきます。

その分、販売価格は23,304円（税込）と高めの値段設定で、3大キャリアのなかでもっとも高額なキッズ携帯となっています。

ただし、3,000台限定の珍しい最新端末で、2024年4月時点ではすでに販売を終了しています。

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キッズフォン2｜ソフトバンクで唯一購入できるキッズ携帯。USB-Type Cに対応

キッズフォン2は、2024年4月時点で購入できる唯一のソフトバンクのキッズ携帯です。

販売価格は18,000円（税込）となっており、24回払いの分割購入なら月々の負担額は750円（税込）となります。

USB Type-Cに対応しており、auやドコモのキッズ携帯よりもバッテリー容量が多いことが特徴です。

高い耐水性能や防塵性能、耐衝撃性に優れているので、様々な場面で活躍すること間違いなしです。

ただし、販売価格は他キャリアよりも高めになっているので、その点にはご注意ください。

みまもりケータイ4｜2017年発売の型落ちモデルですでに販売終了

ソフトバンクのみまもりケータイ4は、2017年に発売されたキッズ携帯です。

1,500mAhの電池パックを使用するため、ほかのキッズ携帯より圧倒的な連続通話や連続使用時間を誇ります。

現在はソフトバンクオンラインショップでの取り扱いが終了となっているので、どうしてもみまもりケータイ4を使いたい場合は中古端末を買ってくる必要があります。

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まとめ：キッズ携帯からキッズスマホへの乗り換えは月額料金が高くなるので要注意

キッズスマホについて紹介しました。

キッズスマホは、基本的に通常の大人が使うスマートフォンと同様の使い方ができます。

キッズ携帯からキッズスマホへの乗り換えは、月額料金が高くなるので注意してください。