女の子を出産した後、愛助(水上恒司)が亡くなったことを知ったスズ子(趣里)。呆然自失とする中、愛助が最後に書いたのであろう手紙を読む。そこにはスズ子への想いや、先立つことを詫びる愛助の気持ちがつづられていた。また、生まれて来る子の名前についても、男の子だったら「カブト」、女の子だったら「愛子」にしてほしいということも書かれていた。
涙に暮れるスズ子。その時、病室の外から赤ちゃんの泣き声が聞こえる。スズ子はこの女の子に「愛子」と呼びながら抱きかかえ、「あんたと一緒に生きるで!」と誓う。
すると画面が暗転。切り替わった後、なぜか愛助とスズ子が家の縁側にいる。愛助は愛子を抱っこし、スズ子は『ラッパと娘』を歌っている。愛助は微笑むが、声を発さない。それは、病室でまどろんだスズ子の夢であった。夢はまだ続き、愛助が作ったシャボン玉が空へ舞っていく。
ネットでは「ここまで見てきて一番泣けました」「たとえ夢の中でも」「余計辛くなったけど、でもこのシーン作ってくれて本当にありがとうございます」といった声が寄せられている。