【韓国ドラマ】夢破れた女性が元カレと自分探し!? 『サムダルリへようこそ』「あらすじ」・「キャスト」・「見どころ」まとめ | RBB TODAY
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【韓国ドラマ】夢破れた女性が元カレと自分探し!? 『サムダルリへようこそ』「あらすじ」・「キャスト」・「見どころ」まとめ

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【韓国ドラマ】夢破れた女性が元カレと自分探し!? 『サムダルリへようこそ』「あらすじ」・「キャスト」・「見どころ」まとめ
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 チ・チャンウクとシン・ヘソン主演のドラマ『サムダルリへようこそ』がNetflixで独占配信中だ。

 『奇皇后 ~ふたつの愛 涙の誓い~』で演じた元の皇帝・タファン役で高い演技力を評価され、Netflixで配信中の『アンナラスマナラ』ではミュージカル出演経験を存分に活かした見事な歌声を披露したチ・チャンウク。

 今年Netflixで配信された『生まれ変わってもよろしく』で、何度も転生を続けるパン・ジウム役を務め、豊かな表情でみせる演技力が評価されているシン・ヘソン。実力派俳優の2人が、今作では済州島で生まれ育った幼なじみ、チョ・ヨンピル(チ・チャンウク)とチョ・サムダル(シン・ヘソン)を演じる。監督を務めるのは、『椿の花咲く頃』『気象庁の人々: 社内恋愛は予測不能?!』のチャ・ヨンフン、脚本は『ハイバイ、ママ!』のクォン・ヘジュが手掛けている。全16話で現在6話まで配信されたが、ここまでのあらすじと見どころについて紹介しよう。

■筆者プロフィール
咲田真菜
舞台・映画・韓国ドラマの執筆を手掛けるフリーライター。映画『コーラスライン』でミュージカルに魅了され、あらゆる舞台を鑑賞。『冬のソナタ』で韓国ドラマにハマって以来見続け、その流れで韓国映画、韓国ミュージカルにも注目するようになる。好きなジャンルはラブコメ、ファンタジー、法廷もの。ドロドロした愛憎劇は苦手。好きな俳優はイ・ビョンホン、イ・ジョンジェ、ヒョンビン、キム・ドンウク、チャン・ギヨン。いつか字幕なしで鑑賞したいと韓国語を勉強中。


(以下、物語の内容にふれるネタバレあり)


あらすじ:



 済州島で生まれ育ったチョ・ヨンピル(チ・チャンウク)とチョ・サムダル(シン・ヘソン)は、母親同士が仲良く家が近いこともあり、幼い頃から何でも言い合える幼なじみだ。しかし済州島が大好きなヨンピルとは異なり、サムダルはソウルで成功を夢見る野心家だった。

 サムダルはフォトグラファーを目指しソウルでキャリアを積み、8年かけてトップフォトグラファーとなった。その間、ソウルで恋人としてサムダルを支えたヨンピルだったが、破局し済州島へ戻って気象庁の予報官となる。

 ある日、サムダルのアシスタントが自殺未遂する騒動を起こした。理由はサムダルのパワハラだと報道されてしまい、そんな事実はないと釈明するサムダルの言葉を誰も信じない。マスコミに追われバッシングされる中、絶対に戻らないと誓っていた故郷の済州島へ行くことを余儀なくされるサムダルだった…。


登場人物&キャスト



チョ・ヨンピル(チ・チャンウク)
 済州島で気象庁の予報官をしている。優秀だが、自身の予報と異なる見解には、相手が誰であろうと徹底的に反論する熱い一面を持っている。幼なじみのサムダルとは一時期恋人同士だったが破局。いまだにサムダルのことを忘れられないのか、恋人を作ろうとしない。ヨンピルを演じるのは、現在ディズニープラスで配信中の『最悪の悪』で、アクションが評価を得ているチ・チャンウク。ミュージカルの舞台に出演していた経験があり、歌唱力に定評がある。

チョ・サムダル(シン・ヘソン)
 済州島・サムダルリではちょっと有名な三姉妹の次女。フォトグラファーになるためソウルへ行き、8年で芸能人から指名が絶えない有名フォトグラファーになる。姉、妹、妹の娘とソウルで暮らしていたが、身に覚えのないパワハラ疑惑で、仕方なく済州島へ舞い戻る。サムダルを演じるシン・ヘソンは、Netflixで独占配信中『生まれ変わってもよろしく』の演技が記憶に新しい。転生を繰り返してきた女性が、自らの過去と向き合う壮絶なシーンの演技にくぎ付けになった。

コ・ミジャ(キム・ミギョン)
 サムダルの母親。サムダルリの海女を率いる会長で働き者。三姉妹のことを常に気にかけている。ミジャを演じるキム・ミギョンは「韓国ドラマのお母さん」と呼ばれ、日本でも知られた存在だ。チ・チャンウクとは『ヒーラー~最高の恋人~』で共演している。

チョ・ジンダル(シン・ドンミ)
 サムダルの姉。高校時代はけんかが強く、済州島の不良たちを打ち負かした逸話を持つ。けんかだけでなく勉強もできたため、客室乗務員として働いていたところを財閥御曹司に見初められる。しかし義理の母親との確執で離婚。サムダルと一緒に済州島へ戻ったが、そこで元夫と再会する。ジンダルを演じるシン・ドンミは『がんばれ!プンサン』で、プンサンの妻役を演じている。

チョン・デヨン(ヤン・ギョンウォン)
 ジンダルの元夫で、財閥2世。仕事ができるほうではなく、父親から小言を言われる毎日。離婚後もジンダルのことを気にしている。デヨンを演じるヤン・ギョンウォンは『愛の不時着』で、ヒョンビンの部下・ピョ・チス役を演じて注目された。『ビッグマウス』『ヴィンチェンツォ』に出演し、独特の存在感を示している。


見どころ


8年ぶりに再会したヨンピルとサムダル


チ・チャンウク&シン・ヘソン 2人の恋はどうなる?

 6話まで視聴して、ほとんどの人が「ヨンピルとサムダルはどうなるの??」とモヤモヤしているはずだ。

 済州島をこよなく愛し、生まれ育った村のために働くヨンピル。一方で「済州島には絶対に戻らない」と頑張り、有名なフォトグラファーとなったサムダル。幼なじみから恋人になった2人は、8年前に別れてからは別々の道を歩んでいた。しかしサムダルがスキャンダルでやむなく済州島へ戻り、ヨンピルと再会してしまうところから物語はスタートする。

 村の人たちはヨンピルがサムダルにフラれたと思っているが、サムダル自身はヨンピルにフラれたと姉や妹に明かしている。2人の言い分が違うこと、そして何よりもなぜ別れることになったのか、詳しい事情は明らかになっていない。

 しかしヨンピルが変わらずサムダルのことが大好きなんだと感じられるシーンが随所にある。スキャンダルで中止になったサムダルの写真展にわざわざ足を運んだこと、サムダルが海に飛び込むのではないかと慌てて駆けつけたこと、そして何よりも「落ちぶれた姿とクズみたいな男と付き合っていたのが恥ずかしい」というサムダルに「お前が恥じることはない!」と勇気づけるヨンピル。彼の言葉や行動から、サムダルに対して済州島の海よりも深い愛情を感じる。

 今のところサムダルは、積み上げてきたキャリアがなくなってしまったショックから立ち直るのに必死で、ヨンピルを気に掛ける余裕はない。しかしソウルに舞い戻り、トラブルの元凶となったアシスタントと直接対決をした後、ヨンピルが何も言わずにサムダルを抱き締め、語り合ったことでサムダルの中に何かが生まれたようだ。

 ソウルで本来の自分を隠しながら必死に頑張ってきたサムダルが、故郷の済州島で本来の自分を取り戻せるのか。サムダルがいつでも戻れるように「小川」を守ってきたヨンピルの深い愛情は報われるのか。2人の恋の行方が気になって仕方がない。

シン・ヘソン、豊かな表情で見せる圧巻の演技

大酒飲みで酒癖が悪いサムダル


 シン・ヘソンはやっぱり上手い! 本作を見て改めて感じたことだ。

 筆者がヘソンに注目したのが『30だけど17です』だった。17歳のときに事故で昏睡状態に陥り30歳で目覚めたヴァイオリニスト・ソリを演じ、身体は30歳だけれど17歳のあどけなさを上手く表現していてびっくりしたものだった。そして最近では『生まれ変わってもよろしく』で、19回も転生を繰り返し、過去の記憶を覚えている不思議な女性・ジウムを演じた。

 ヘソンはとびっきり美人のヒロインではないが、それでもなぜか引き込まれてしまう。その理由は、彼女の豊かな表情力が魅力的だからだと思っている。『30だけど17です』『生まれ変わってもよろしく』でもそうだったが、本作でもその姿は健在だ。

 ヘソンは大酒を飲んで怒りを爆発させるなど、激しいシーンを演じることも多いが、静かに相手の顔を見つめ、その際に見せる表情の作り方が実に上手い。そして彼女の演技によって相手の俳優がさらに輝く。『30だけど17です』であればヤン・セジョン、『生まれ変わってもよろしく』ではアン・ボヒョンの魅力が倍増した。そしていうまでもなく本作では、チ・チャンウクが惜しみなくその魅力を出している。

 6話で、キャリアのために必死になっていた自分は、本来の自分ではなかったと気付いたサムダル。ヨンピルが守ってきた故郷で、サムダルは大切な何かに気付くことができるのだろうか。それを見つけたときにヘソンが見せる表情が楽しみでならない。

チ・チャンウク、一人の女性を想い続ける懐の深い男性

村のマスコットの犬・サムダルを可愛がるヨンピル


 現在ディズニープラスで配信中の『最悪の悪』で、激しいアクションシーンを見せ、好評を得ているチ・チャンウク。しかし本作ではうってかわって、田舎の素朴なお兄さんを演じている。

 幼い頃から見守ってきたサムダルと気まずいことになり、8年を経て再会するシーンで、筆者がサムダルの立場だったら「やっぱりヨンピルと別れなければ良かった!!」と激しく後悔しただろう。ヨンピルは、がさつに見えるけれど、気まずい想いをしているサムダルの気持ちに寄り添った対応ができる素敵な男性なのだ。

 勤務先の気象庁では、自分の意見を曲げない変わり者と言われているが、海女だった母親を亡くしているヨンピルは、天気を正確に予報する重要性を強く感じているのだろう。そして頑固なところがあるから、ずっとサムダルのことを想い続けているのかもしれない。

 実際「ヨンピルはチャンウク自身ではないか?」と思えるほど、役にぴったりハマっている。サムダルを気にかけ、元気づけるために歌を歌い(そして歌がとても上手い!)さりげなく励ます。サムダルが「あんた以上のいい男を見つけようと思ったのに、あんなクズ男と付き合ってしまった」と悔しがるのは当然だろう。

 一つだけヨンピルに注文をつけるのなら、もっと自分の気持ちを全面に出して、素直になってほしいということ。仲良し5人組の一人で、仕事で大成功し金持ちになったサンド(カン・ヨンソク)がサムダルに想いを寄せ、アタックしているのを目の当たりにし、ようやく焦り始めたヨンピル。物語の後半で、サムダルとの関係修復に全力を尽くしてほしいと願っているのは筆者だけではないだろう。

『愛の不時着』ヒョンビンの部下役がボーっとした財閥二世に!

 サムダルに負けず劣らず強烈なキャラクターなのが、姉のジンダル(シン・ドンミ)だ。けんかが強く済州島では恐れられている存在だったが、財閥・ASグループの御曹司、チョン・デヨン(ヤン・ギョンウォン)に飛行機の中で見初められ、結婚したが離婚してしまった。嫁いでいたASグループの広告を見かけるだけで「くたばれ!」と言わんばかりに睨みつける姿によほどの恨みがあることが分かる。

 ASグループの御曹司、チョン・デヨンを演じるのが、『愛の不時着』でヒョンビンの部下を演じたヤン・ギョンウォンだ。悪役顔(?)のギョンウォンだが、今回はちょっとボーっとした財閥二世を演じているのが面白い。仕事ができず、いつも父親にお説教されているデヨンだが、ジンダルと離婚したあとも時々ジンダルのことを思い出している人の良さそうな人物だ。

 そんな2人が偶然済州島で再会する。再会の場面も強烈だったが、2人の間に何も起こらないまま物語が終わるとは思えない。サブカップルとしてどんな展開を見せてくれるか。乞うご期待だ。

『サムダルリへようこそ』
Netflixで独占配信中
《咲田真菜》
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