韓国ドラマ『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』感想 第5~6話 ハギョン、シウが抱く「父」へのトラウマ | RBB TODAY
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韓国ドラマ『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』感想 第5~6話 ハギョン、シウが抱く「父」へのトラウマ

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韓国ドラマ『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』感想 第5~6話 ハギョン、シウが抱く「父」へのトラウマ
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パク・ミニョンとソン・ガンが出演する『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』第5話と第6話が放送された。これまでパク・ミニョンが演じるチン・ハギョンとソン・ガンが演じるイ・シウの恋愛模様を中心に描かれてきたが、5話、6話では、ハギョンのまわりの人物たちの人生模様もフォーカスされた。

今回のキーワードは「父」「家族」。ハギョン、シウが抱える「父」へのトラウマが明らかになり、気象庁に勤める人々の家族模様も描かれた。


第5話(局地的大雨)、第6話(ヒートアイランド現象)あらすじ・感想(ネタバレあり)



仕事にプライベートに悩みが尽きないチン・ハギョン(パク・ミニョン)


イ・シウ(ソン・ガン)と付き合うことを決意したチン・ハギョン(パク・ミニョン)。ある日ハギョンのマンションで一緒に夜を共にした二人は、一足先にハギョンが出勤する。忘れ物を取りに戻ったハギョンが目にしたのは、シウが電話をしながら「僕にできることは何もない!」と怒鳴っている姿だった。それを見て一抹の不安がよぎる。

ハギョンの部下として勤務しているベテラン気象予報官・オム・ドンハン(イ・ソンウク)も悩みを抱えていた。本庁勤務となり14年ぶりに妻と娘がいる家で暮らすことになったものの、自分の居場所がない。挙句の果てに妻から「天気のことで駆けずり回ってばかりのあなたがいない中、14年間娘と二人で暮らしてきたのよ!」と怒鳴られ、再び家を出て庁舎内で生活することに。そんなオム・ドンハンを予報局長のコ・ボンチャン(クォン・ヘヒョ)は心配する。

オム・ドンハンが家を出たその日、ソウル市内に突然大雨が降ってきた。予報が出ていなかったため、停電が起きたり行方不明者が出たりと、市民の生活に大きな影響を与えてしまう。「自分がレーダーを見逃した」というオム・ドンハン。年下の課長だからやる気が出ないのかと感じたハギョンは、ドンハンと一緒に酒を飲み、本音を言い合う。

電話をするイ・シウ(ソン・ガン)。相手は誰なのか?


ハギョンがドンハンと激論を交わしている時、シウはモーテルの前にたたずんでいた。何度も父親から電話があり、呼び出されたのだ。指定された部屋へ行くと、賭け事をしている父親の姿が。幼い頃から苦しめられてきた父親が何ひとつ変わっていないことを目の当たりにしたシウは激高して、モーテルを飛び出す。その時、酔いつぶれたドンハンを介抱しているハギョンと出くわしてしまう。

モーテルから出てきたシウを信用できないハギョン。シウは、金を無心する父親に呼び出されてモーテルへ行ったのに、そのことをハギョンに言い出せない。後日突然、シウの父親が気象庁へハギョンを訪ねてくる。モーテルの前でシウと話していたハギョンを見かけ、金を無心しに来たのだ。

ハギョンは唖然とする中、母親が倒れて病院へ搬送されたと姉から連絡が入る。

幸い大事ではなかったハギョンの母。ホッとした瞬間にシウのことを考える。なぜシウがモーテルの前にいたのか、事情を知ったハギョンは、一緒に暮らそうとシウに提案する。一方ギジュンは、妻のユジンから婚姻届けを保留しようと言われてしまう。

ベテラン予報官のドンハン、同じくベテラン予報官のオ・ミョンジュ(ユン・サボン)の家族模様など、ハギョンのまわりの人たちの人生が少しずつ動きだしていく…。

総括2課を支えるキム・スジン(チェ・ソウン)、オ・ミョンジュ(ユン・サボン)、シン・ソクホ(ムン・テユ)



ハギョン、シウが抱く「父」へのトラウマ



今回、ハギョンが子どもの頃、事業に失敗した父親が自殺をしたという過去が明らかとなった。父親の最期を見つけたのがハギョンだったという衝撃の事実も。これがその後のハギョンの人生に大きな影響を与えたことは間違いないだろう。

そしてシウも幼い頃から賭け事をやめられない父親に泣かされ続けてきた。シウがコツコツとためた貯金を黙って使ってしまうような、最低・最悪な父。今回も金を無心するために現れ、拒否したシウに代わり、ハギョンをターゲットに定めるなど、なかなかのクズ親ぶりだ。

そしてベテラン予報官のドンハンは、14年ぶりに一緒に暮らす妻と娘に対してどのように接していいのか混乱している。年頃に成長した娘の前で、下着姿でウロウロすると露骨に嫌な顔をされる。妻には冷たい態度を取られ「家族のために一生懸命働いてきたのに、その態度はないだろう!」と抗議するも「14年間家族をほったらかしたくせに!」と逆に言い返される。

仕事優先で家族を顧みなかったことを後悔して反省しているのか、それとも開き直っているのか、家を出て気象庁内で暮らす彼の気持ちは今のところ読めない。

家族を置いて死を選んだ父を恨むハギョン、だらしない父に泣かされてきたシウ、父親として娘とどう接していいのか分からないドンハン。父親という存在が家族の中で難しい立場に置かれているのは、古今東西変わりがないようだ。


妻が夫を支える、独身生活を謳歌など、新たな家族の形を描く



ベテラン予報官で、実直に仕事をこなし、同じ女性としてハギョンをさりげなく支えるオ・ミョンジュ(ユン・サボン)。彼女は優秀な人材で、かつて最年少課長に…と名前が挙がるほどだったが、今は仕事をしながら無事に子育てすることを当面の目標としている。

突然の雨に遭遇し、びしょぬれになって学校から帰宅した息子たちの面倒をみていた義母から「気象庁に母親が務めているのに傘を持たせていないなんて…」と嫌味を言われたりしている。

夫は同じ気象庁に勤めているが、どうやらミョンジュのほうが優秀で早く昇進しているように見受けられる。そんな夫がもう一度上の階級の公務員試験にチャレンジしたいから1年間休職すると言い出し、ミョンジュは慌てる。

教育費がかかる3人の子どもたちを抱えて1年間休職をするなんて不可能だろう…といったんは拒否するものの、同じ庁舎内で夫が上司に怒鳴られているところを目撃してしまったミョンジュ。肩を落とす夫の姿が切なく、その瞬間、1年間だけ自分が一家の大黒柱になって夫と子どもたちを支えることを決意する。

一方で総括2課の予報官、シン・ソクホ(ムン・テユ)は、独身生活を謳歌している男性だ。朝は優雅に好みのコーヒーを淹れ、クラシック音楽に耳を傾けている。韓国ドラマでは「男性も女性も結婚して一人前」と描いていることが多く、日本以上にそうした考え方が浸透しているのだなあと感じるが、家族を持たずにマイペースに生活を送っているソクホは、幸せそうだ。

実はハギョンが住むマンションのすぐ上に住んでいるソクホ。ハギョンの姉とひょんなことから顔を合わせ知り合いになるのだが、二人が出会ったことでソクホの考え方に変化が生まれるのか、二人の関係が今度どのように進展していくのか、気になるところだ。

恋愛だけでなく、父とは? 夫とは?…など、気象庁に勤めるさまざまな人たちの人生模様が今後も展開されていくようだ。

※Netflixシリーズ『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』独占配信中
《咲田真菜》
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