韓国ドラマ『二十五、二十一』あらすじ・感想 キム・テリの弾ける笑顔が視聴者を魅了 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

韓国ドラマ『二十五、二十一』あらすじ・感想 キム・テリの弾ける笑顔が視聴者を魅了

エンタメ 映画・ドラマ
『二十五、二十一』キム・テリ
  • 『二十五、二十一』キム・テリ
  • 『二十五、二十一』キム・テリ
  • 『二十五、二十一』ナム・ジュヒョク
  • 『二十五、二十一』キム・テリ、ナム・ジュヒョク
  • 『二十五、二十一』キム・テリ
  • 『二十五、二十一』キム・テリ
  • 『二十五、二十一』
『ミスター・サンシャイン』(2018年)でイ・ビョンホンの相手役を務めたキム・テリと『スタートアップ:夢の扉』(2020年)で、世渡り下手なソフト開発者を演じたナム・ジュヒョクが出演している『二十五、二十一』がNetflixで配信中だ。

かつてフェンシングの天才少女と呼ばれたが、現在はスランプ真っ只中の女子高生、ナ・ヒド(キム・テリ)。裕福な家庭で育ち、将来はNASAで働くことを夢見るも、IMF通貨危機で父親の会社が倒産、家族が離れ離れになり、大学を休学してアルバイトで生計を立てる青年、ペク・イジン(ナム・ジュヒョク)。二人が偶然出会い、厳しい現実を目の当たりにしながらも必死に突き進んでいく青春劇を描いていく。

ナ・ヒド(キム・テリ)はフェンシングに夢中の高校生


第1話~4話あらすじ(ネタバレあり)


未知のウイルスが蔓延している現代の韓国で、ミンチェ(チェ・ミョンビン)はバレエコンクールに挑んでいた。しかしミンチェは、自身の出番の前に会場から逃げ出してしまう。それを咎めた母のナ・ヒドに反抗したミンチェは家出をし、祖母のもとへ向かう。

祖母の家でミンチェは、母が高校時代に記した日記を見つける。そこにはミンチェが知らない母の青春時代が記されていた。

時はさかのぼり、韓国がIMF通貨危機に巻き込まれ騒然としていた1998年。高校のフェンシング部に所属していたナ・ヒド(キム・テリ)は、アナウンサーの母親と暮らしながら部活に専念をしていた。

「IMFなんて私には関係ない」と思っていたヒドだったが、あおりを受けてフェンシング部が廃部に。フェンシングが大好きで、国際大会へ出場することを夢見るヒドは「夢を奪わないでください!」と廃部を宣言する先生に訴えるも「時代がお前の夢を奪ったのだ」と冷たく言われる。

なんとしてでもフェンシングを続けたいヒドは、フェンシング韓国代表として金メダルをとった憧れのコ・ユリム(ボナ)がいる太梁(テヤン)高校へ転校しようと画策するが、母親(ソ・ジェヒ)の大反対にあう。

「かつては強かったかもしれないけれど、最近勝てないじゃない。きっぱりフェンシングをやめて勉強に打ち込みなさい!」と厳しく言われイライラしていた時、ヒドは新聞配達をするペク・イジン(ナム・ジュヒョク)と出会う。

フェンシングを諦めることができないヒドは、太梁高校のフェンシング部でコーチを務めるヤン・チャンミ(キム・ヒョウン)に直談判をしたり、問題を起こして強制転校しようとしたりするが、ことごとく失敗。

そんなヒドを見かねた母親は、昔からの知り合いであるヤンコーチのもとを訪ね、ヒドの転校を認めてもらう。フェンシングを続けることができるヒドは大喜び。憧れのユリムと同じ場所でフェンシングができるとワクワクしていたが、ユリムの冷たい態度にとまどう。

新聞配達など複数のアルバイトを掛け持ちしているペク・イジン(ナム・ジュヒョク)


一方、新聞配達の他にもいくつかアルバイトを掛け持ちしているイジンは、就職活動を懸命に行っていた。父親の会社が倒産し一家は別々に暮らすことになり、大学への復学が望めないからだ。

しかしもともと一流大学へ通っていたイジンは「うちの大学に学歴は必要ない」と言われるなど、なかなか就職が決まらない。ある日ヒドは、イジンが父親の会社が倒産したせいで犠牲になった男性に責められているところを目撃してしまう。

イジンはひたすら男性に謝り「決して幸せになりません」と悲痛の想いで彼らに頭を下げていた。

その時初めて新聞配達や貸本屋でアルバイトを掛け持ちしているイジンの事情を知るヒド。落ち込んでいるイジンを励ますため、夜の学校へ二人で忍び込み、ちょっとしたいたずらをして楽しむ。

ヒドは「さっきのおじさんたちに絶対に幸せにならないと言っていたけど、二人の時は、内緒で少しの間幸せになろう」と提案する。ヒドとイジンの距離が近づいた瞬間だった。

ヒドはイジンのアルバイト先の貸本屋の常連客


相変わらずフェンシングに打ち込むヒド。ある日、韓国代表選手がけがで離脱することにより、代表選手の選考会が行われることが分かった。ギリギリのところで選考会に出場する権利を逃したヒドだったが、上位の選手がさまざまな事情でフェンシングを続けられなくなったため、繰り上げで出場できることに。

「時代がお前の夢を奪った」とかつて言われたヒドだったが、ヤンコーチは「諦めなかったから、時代があなたを救ったのよ」と声をかける。

なんとしてでも韓国代表入りをしたいヒドは、ヤンコーチに特訓を願い出る。ヤンコーチがヒドに課した特訓は厳しいもので、なおかつ意味が分からないものだったが、ヒドは真面目にこなす。その特訓をすることで、自分のフェンシングがユリムと決定的に違うところに気付く。

相変わらず就職先が決まらないイジンだが、ヒドと何気ない時間を過ごすことで、辛い境遇を忘れることができていた。

ある夜、代表選考会に向けて必死に練習をしているヒドの稽古場へ差し入れを持って訪れるイジン。

そこでヒドの誘いでフェンシングをやってみることになったイジンが、自分が勝ったら、願いをきいてほしいとヒドに提案する…。


どこから見ても高校生! 31歳キム・テリの見事な演技



憧れのコ・ユリム(ボナ)の練習を見るヒド


フェンシングに青春のすべてをかけているナ・ヒドをはつらつと演じているキム・テリ。なんと1990年4月生まれの31歳だと知り、ひっくり返るほど驚いた。

キム・テリが演じるヒドは、どこから見ても高校生。スカートの下にジャージをはき大股で走る姿は、どんなに困難なことが起きても、乗り越えられないものはないと心の底から信じている、はつらつとした高校生そのものだ。

これほどまでにインパクトのある演技で惹きつけるキム・テリとは、一体どんな経歴を持った俳優なのか。

2014年にCMデビューし、2016年、映画『お嬢さん』の主役に大抜擢。大胆な同性愛シーンを演じて一躍注目された。2018年のドラマ『ミスター・サンシャイン』では、ベテランのイ・ビョンホンの相手役を務めている。

大学時代は演劇サークルに所属し、いくつかの舞台作品にも出演していたというキム・テリ。今回の役どころでもフェンシングの構えが美しく、立ち姿がビシッと決まっているのは、舞台でキャリアを積んだからなのかもしれない。

今後、ヒドが成長していく姿が描かれていくことになるだろうが、キム・テリがどのように変化していくのか、この作品の大きな見どころとなりそうだ。


3人の男女が織りなす青春物語 彼らの未来はいかに


フェンシング韓国代表を目指すヒド


本作は、ナ・ヒド、ペク・イジン、コ・ユリムを中心に描かれていく青春群像劇。ヒドとイジンの関係がどのように変化していくのかも注目されるが、ヒドとユリムの関係も気になる。

幼い頃、ユリムがヒドにライバル心を持っていたため、何かとヒドに冷たく当たるユリム。しかし二人は、90年代に流行ったパソコン通信で毎晩のようにやり取りをする仲だったことが分かっている。

お互いに本音を言い合い心が通じ合っているのだが、相手がユリム、ヒドであることをまだ知らない。「いつか会おうね」と約束し合っている二人が実際に会った時に何が起きるのか。考えるとドキドキする。

1990年代のレトロ感が見事に出ている『二十五、二十一』。40代以上の人はなつかしさで胸が熱くなること間違いないだろう。

ヒドはフェンシングの韓国代表になれるのか、イジンは就職して新たな人生を見つけることができるのか。次回はいよいよ代表選手を決める選考会が始まるが、ノスタルジックな想いに浸りながら、じっくり見守りたいドラマの続きが待ち遠しい。

※Netflixシリーズ『二十五、二十一』独占配信中
《咲田真菜》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top