Google、六本木の一等地を”テレワーク空間”として無料開放……働き方改革に向けて | RBB TODAY
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Google、六本木の一等地を”テレワーク空間”として無料開放……働き方改革に向けて

IT・デジタル その他
六本木ヒルズノースタワー 1F、および屋外スペースをGoogleテレワークラウンジとして企業に開放する
  • 六本木ヒルズノースタワー 1F、および屋外スペースをGoogleテレワークラウンジとして企業に開放する
  • ハロウィンということで、科学者に仮装して記者説明会に登壇したGoogle ブランドマーケティングマネージャーの山本裕介氏
  • 電源完備のラウンジの様子。Chromebookなども利用できる
  • 館内にはWi-Fiの電波も行き届いている
  • 半個室のサテライトオフィス勤務ゾーン
  • テレビ会議システムが導入された部屋
  • 在宅勤務をイメージしたゾーン
  • テレビ会議システムが導入された部屋
 Googleでは11月の「テレワーク月間」に合わせて、働き方改革を応援する3つの施策を実施する。その一環で、1日から1ヵ月間、六本木ヒルズノースタワー 1Fを「Googleテレワークラウンジ」として企業に無料で開放する方針だ。

■テレワークとは?

 テレワークとは、”働き方改革”の一環として官民が連携して推し進めている取り組みのひとつ。ICTを活用した、時間や場所にとらわれない柔軟な働き方の実現を目指している。今回、Googleでは「Googleテレワークトライアル」として、1. Googleテレワークラウンジの無料提供2. テレワークに関する調査3. テレワーク促進のためのセミナーを実施する。Google合同会社 ブランドマーケティングマネージャーの山本裕介氏が詳細を説明した。

ハロウィンということで、科学者に仮装して記者説明会に登壇したGoogle ブランドマーケティングマネージャーの山本裕介氏
ハロウィンということで、科学者に仮装して記者説明会に登壇したGoogle ブランドマーケティングマネージャーの山本裕介氏


■仕事に集中できる空間を用意

 Googleテレワークラウンジは、平日9時~17時半、土日祝日10時~17時半の間、無料で開放される(セミナー時間を除く)。利用は約3時間が目安で、9時から12時、12時から15時、15時から17時半の3回に分けて入れ替えがおこなわれるイメージだ。利用できるのは、テレワークを体験してみたい企業、団体、個人。基本的に予約が必要だが、当日に空きがあれば予約なしでも利用できるという。

電源完備のラウンジの様子。Chromebookなども利用できる
電源完備のラウンジの様子。Chromebookなども利用できる


 テレワークの形態に沿った「モバイルワーク」「在宅勤務」「サテライトオフィス勤務」の3つのゾーンを用意。天井が高くて気持ちの良い電源完備のラウンジ、テレビ会議システムを常設したミーティングルーム、子ども連れで利用できるスペースなどを自由に利用できる。

半個室のサテライトオフィス勤務ゾーン
半個室のサテライトオフィス勤務ゾーン


在宅勤務をイメージしたゾーン
在宅勤務をイメージしたゾーン


 また、Chromebook、Chrome devices for meetings、G Suiteデモアカウントの貸与もおこなう。館内にはWi-Fiも行き届いていた。ちなみにラウンジでRBB SPEED TESTアプリを使って通信速度を調べてみたところ、下り速度で15~20Mbps程度、上り速度で30Mbps程度は出ている印象だった(通信速度は時間帯、混雑具合によって変化するので参考まで)。

館内にはWi-Fiの電波も行き届いている
館内にはWi-Fiの電波も行き届いている


テレビ会議システムが導入された部屋
テレビ会議システムが導入された部屋


 この空間には、もともとアパレル系のブランドが入っていた。それを活かしつつワーキングスペースに改装したらしい。言われてみれば、試着室を思わせる作りの個室が6部屋ある。各部屋ともテーブルと椅子が入れられており、扉を閉められる構造。かつての試着室は、仕事に集中できそうなワークスペースにしっかりと衣装替えされていた。

 Googleでは、これまでも女性の復職を応援するWomanwillなどを通じて、働き方改革を推進してきた。今年7月には「テレワークデイ」に応援企業として参加している。今後も啓発動画の配信などを通じてテレワークの促進をはかり、またニーズ、利用動向などテレワークに関する調査も継続して実施していくとしている。

子連れで利用できるスペースも
子連れで利用できるスペースも


■効果はあるの?

 質疑応答には、引き続き山本氏が対応した。

――今回は短期間の取り組み。これでどれほどの効果が得られるのか。

山本氏:「1ヵ月は充分な期間ではないかも知れないが、1回だけ、1ヵ月だけでもテレワークを体験してみると、捉え方が変わる。それは私の肌感でもあり、またデータでも実証されている。これまでテレワークで実現できる仕事は限られている、と思われてきた。そのような先入観、思い込みが変わる機会になれば。今回、まずはテレワーク体験をしていただくことに意義がある。今後も企業さんとコラボして、このような空間を提供していければベスト。検討していきたい」

――どのくらいの利用者を見込んでいる?

山本氏:「70席あるので、3ローテすれば1日に200名くらいは入る。ただ、意味のある使い方をしていただくのが目的なので、特に集客人数に目標は設定していない」

――企業からの問い合わせはあるか

山本氏:「1日から、企業様に向けた内覧会もおこなっていく。テレワークは社員の方が個人的に希望しても、なかなか実現はできないかも知れない。まずは企業に導入できそうか、というところが問われる。多くの企業に、ワークスペースをご覧いただければ」
《近藤謙太郎》
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