Apple Watchがセルラー通信機能を搭載すると、ほかのアプリにも良い影響があった。筆者はとくに「マップ」アプリが便利になると思う。正確な現在位置が常時手もとで確認できるので、ふだんのジョギングコースも足を踏み入れたことのないエリアにまで少しずつ脚を伸ばしたくなってくる。旅行でiPhoneを持たずにApple Watch単体で地図を見ながら歩きまわるという状況はあまり考えにくいのだが、国内ならそんな使い方もできる。海外旅行の場合は、Apple Watch Series 3のセルラー通信機能は海外ローミングに対応していないことを覚えておきたい。また海外で販売されているApple Watch Series 3の「GPS+Cellularモデル」は、日本の周波数帯域に対応していない場合があるので注意しよう。
近くのコンビニやカフェにふらっと出かける時にiPhoneが手もとになくても、LINEがApple Watch単体でも使えて便利だった。一方で、以前はApple Watchでも使えたTwitterが、Twitterアプリのアップデートによって非対応になってしまったのがとても残念だ。特にセルラー通信機能を持っているApple Watch Series 3との相性は抜群によいはずなので、ぜひ復活してもらいたい。同様にLINE以外のコミュニケーションアプリが、さらにApple Watch対応を積極的に進めてくることを期待したいと思う。