nuroモバイル誕生から1年……「ユーザー目線」でのサービス強化の取り組みを聞く | RBB TODAY

nuroモバイル誕生から1年……「ユーザー目線」でのサービス強化の取り組みを聞く

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ソニーネットワークコミュニケーションズの細井邦俊氏(写真左)、松井健一氏に「nuroモバイル」のサービスに関する現状を訊ねた
  • ソニーネットワークコミュニケーションズの細井邦俊氏(写真左)、松井健一氏に「nuroモバイル」のサービスに関する現状を訊ねた
  • ソニーネットワークコミュニケーションズ モバイル事業部門 ビジネス開発部 部長 細井邦俊氏
  • ソニーネットワークコミュニケーションズ モバイル事業部門 ビジネス開発部 モバイル推進課 チーフ 松井健一氏
  • 今年の8月からサービスの大幅強化を実施した
  • 月額1,500円の深夜割プランが誕生
  • 翌月のデータ容量を追加料金なしで利用できる「データ前借り」サービス
  • 通話かけ放題プランは800円の月額料金を据え置いたまま、利用可能時間が5分から10分に拡大された
  • 月額500円の端末保証サービスがスタート
 ソニーネットワークコミュニケーションズは、昨年10月に立ち上げたMVNOブランド「nuroモバイル」の大幅なサービス強化を今夏に図った。「深夜使い放題」「データ前借り」に加えて、通話サービスの「10分かけ放題」など、内容も多岐にわたるサービスが企画・追加された背景を、同社モバイル事業部門 ビジネス開発部 部長の細井邦俊氏、同部モバイル推進課 チーフの松井健一氏にインタビューした。

■船出から約1年。人気のプランが成長してきた

 間もなくブランドの誕生から1年を迎えるnuroモバイルでは、いまどのサービスが人気を集めているのだろうか。細井氏は、ユーザーが毎月使うデータ容量に合わせて1GB単位で契約を選べる「容量プラン」の中では、特に手頃な2~3GBプランの利用が多いと答えている。その理由としては、まず低容量のプランからnuroモバイルのサービスを試してみて、徐々に必要な容量を足していくというケースが比較的多いからであるとみている。

ソニーネットワークコミュニケーションズ モバイル事業部門 ビジネス開発部 部長 細井邦俊氏
ソニーネットワークコミュニケーションズ モバイル事業部門 ビジネス開発部 部長 細井邦俊氏


 その次に多くのユーザーを獲得しているのは2月からスタートした「時間プラン」だ。1日に上限5時間までの高速LTE通信を、月額2,500円で定額利用できるというサービスだ。

 ビジネスマンの1日を想定して、朝の通勤時に1時間、昼休みに1時間、帰宅時の1時間と帰宅後から就寝までの2時間を合計して5時間という枠組みが設計された。「1日の中で不自由なく快適に高速通信を使っていただけるベストと考えた」と松井氏が説明する。一般に高速データ通信のトラフィックは、都心のビジネス街や商業エリアなどスマホ人口が増える場所を中心に昼休み時間帯が混雑する傾向にある。nuroモバイルの場合も同時間帯の通信品質を向上して欲しいというユーザーからの声が上がってきているという。松井氏はその声を真摯に受け止めながら、通信品質の向上を目的とした設備増強などのチューニングを積極的に検討していく考えを述べている。

ソニーネットワークコミュニケーションズ モバイル事業部門 ビジネス開発部 モバイル推進課 チーフ 松井健一氏
ソニーネットワークコミュニケーションズ モバイル事業部門 ビジネス開発部 モバイル推進課 チーフ 松井健一氏


■多くの注目を引きつけている「時間プラン」

 8月1日からは時間プランのバリエーションとして、深夜の1時から朝6時までの5時間に限って高速データ通信を使い放題として、通常の時間プランよりも1,000円安く提供する「深夜割プラン」が始まった。特に深夜の仕事に勤めていたり、同時間帯にデータ通信を頻繁に使うユーザーをターゲットに想定しているという。

月額1,500円の深夜割プランが誕生
月額1,500円の深夜割プランが誕生


 細井氏は「発表後から大きな反響を受けて、あらためて時間という区分で高速データ通信を求めるお客様のニーズが高いことを実感した」と語っている。深夜割プランは高速通信が利用できる時間帯が限られているので、ターゲットもやや狭まると考えられていたが、今のところ申込みは想定していた以上に多くあるという。通常の時間プランから深夜割りに移行するケースはあまり多くないが、むしろnuroモバイルの新規ユーザー獲得を牽引するマグネットになっているようだ。松井氏は今後もユーザーの利用動向を見ながら、異なる時間枠のプランが必要ならば増設も検討したい考えを述べている。

 筆者も以前に取材でnuroモバイルの時間プランを試してみたが、5時間もあれば思いのほかゆったりと高速データ通信が使えると感じた。昼休みの時間帯には確かに速度が遅くなることもあったが、そこを避ければ動画や音楽コンテンツのストリーミング再生を不便なく利用できるので、電車での移動中やカフェで過ごす時間に楽しみが増える。時間プランを活用してできることが広がるイメージをより強く打ち出せれば、nuroモバイルの独自色をアピールできるはずだ。

■データを翌月のプラン容量から前借りできるサービスも登場

 8月から新サービスの「データ前借り」も加わった。nuroモバイルでは先行して100MB/400円から、容量を選んで通信量を追加購入できる「チャージ」サービスを提供してきたが、「データ前借り」については、月末になってチャージするほどではないが、あと少しだけ容量が必要なユーザーに追加料金をかけずに問題を解決できる手段を提供することが狙いだと細井氏が説明する。nuroモバイルのユーザーであれば申込み無料で使える手軽さも受けているようだ。

翌月のデータ容量を追加料金なしで利用できる「データ前借り」サービス
翌月のデータ容量を追加料金なしで利用できる「データ前借り」サービス


 細井氏は、ユーザーが様々な使い方に合わせてプランをカスタマイズできる自由度の高さがnuroモバイルの強みであると胸を張る。「容量プランは2GBから1GBきざみでご契約いただけますが、プラン変更も月単位で手軽にできるので、ある程度使ってみれば無理なく使い切れる最適なデータ容量を見つけていただけると思います。万が一、データ容量が余った場合は翌月に繰り越したり、足りなくなった場合にもチャージや前借りを併用することができます。さらにnuroモバイルのユーザーどうしでデータをプレゼントできるパケットギフトも便利です。」(細井氏)

《山本 敦》

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