子供やシニア向けの古いiPhoneを復活させる…TONE SIM for iPhone | RBB TODAY
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子供やシニア向けの古いiPhoneを復活させる…TONE SIM for iPhone

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TONE SIM for iPhoneアップグレード
  • TONE SIM for iPhoneアップグレード
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  • Wi-Fi接続でもアクセス制御ができる
  • 主だったソーシャルアプリ以外も制御対象になっている
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  • これだけの旧型iPhoneで使える
 総務省とキャリアの攻防が続いている。行政がSIMロックや高額端末の割引と通信量の包括プランをやめろといえば、キャリアは抜け穴を利用しつつ囲い込みや抱合せ販売から抜けられない。ソフトバンクとKDDIは、新型iPhone11の発表したばかりの半額プランの見直しを迫られている。

 ユーザーとしても、結局端末も通信量の安くなっていないのではないか? おかしな規制と、キャリア都合だけのプラン設計の応酬にいいかげんうんざりするも、子供や家族はなぜか高額なiPhoneしか欲しがらない。親世代やシニア層は、キャリアショップに勧められるままガラホやシニア向けスマホを契約されるが、関連サービスが数年でサポート対象外となり、機種変更を余儀なくされる。しかたないので、親の機種変に付き合うと、請求書には使わないサービス契約がてんこ盛りで驚かれる。機種変でも「安くなるから」「便利です」と言葉巧みにサポートや電気代セットなどを勧めてくる。

 もちろん、そんなショップばかりではないが、「結局、スマホも通信料も安くなっていない。うちは2013年から単一機種、単一プランでわかりやすい」と主張するのがTONEモバイルだ。



 そのTONEモバイルが30日、TONE SIM for iPhoneのバージョンアップを発表した。アップグレードの目玉は、AIを利用した見守り機能を強化し、iPhoneにも対応させたこと。またシニア向けにライフログ機能で健康管理に役立つ情報を提供できるようにしたこと。これらの機能は、TONEオリジナル端末では提供されていたが、今回のメジャーバージョンアップでiPhoneでも利用可能になる。





 もともとTONE端末の見守り機能は、子供に安易にスマホを与えたくないという親のニーズに応えるもの。それだけなら、iOSのスクリーンタイムや各社のフィルタアプリ、キャリアの見守りサービスでもいいのだが、TONE SIM for iPhoneの見守り機能は、Wi-Fiで接続したとき、汎用ブラウザからのアクセスも監視・制御できることだ。アプリごとのアクセス制御も可能で、荒野行動やフォートナイトのような、現在進行系でニュースになるアプリの対象としている。もちろんLINE、YouTube、Twitter、インスタグラムなど主だったアプリやサービスも同様だ。



 見守り機能はフィルタリングやペアレンタルコントロールによる制御が基本となる。AIを利用する部分は、いまのところ週次、月次で親に送られる分析レポートだ。普段と違うアクセスパターン(時間、サイト、場所など)を検知し、レポートしてくれる。具体的には、クルマで移動している、歩きスマホをしている、といったことがわる。またジオフェンス機能も持っているので、学校や駅などへの移動、危険エリアへの出入りもレポートされる。

 子供にとってはうれしくないかもしれないが、保護機能としてはアプリやサービスを複数利用していちいち設定するより、ひとつのサービスに集約できるのでおそらく簡単だ。

 なお、一般的なフィルタリング以外に、Wi-Fi接続やアプリごと制御、分析レポートまで行うとなると、業務システムではMDMと呼ばれるような本格的なサービスや機能を利用する必要がある。

Wi-Fi接続でもアクセス制御ができる

主だったソーシャルアプリ以外も制御対象になっている

 今回のバージョンアップとは直接関係ないが、TONE SIM for iPhoneが、5s以降のSIMフリー版、ドコモ版の端末に対応していること。au、ソフトバンクは6s以降のSIMロック解除した端末に対応している。OSのバージョンではiOS 11.3以降となる。



 iPhone11にも対応しているとのことだが、ほとんどの中古端末で使えるということだ。時間制限やフィルタリング、見守り機能を重視したい年代の子供が、iPhoneを欲しがった場合、Wi-Fi接続もチェックできるというだけでも選ぶ理由になる。そもそも、iPhoneはAndroidよりセキュリティは高いとされているので、子供に与える端末はiPhoneという選択肢は間違っていない。一部の学校では、新指導要綱のもと個人端末の授業利用(学校BYOD)の動きもでている。

これだけの旧型iPhoneで使える

 中古端末なら5万円前後で購入可能だ。もし家に古いiPhoneが保存してあるなら、端末さえ購入する必要はない。ロックのかかったau、ソフトバンクiPhoneの場合、ロック解除する必要があるが、ドコモ端末あるいはSIMフリー端末ならそのまま使える。

TONEモバイル代表取締役社長 石田宏樹氏

 各種見守り機能は、じつはシニア世代、親に持たせるスマホとしても便利に使える。ジオフェンスやレポート機能は、文字通り実家の親の見守りにもなる。しかも、割引を適用するためにショップで複雑な契約をしなくてもよい。自分でTONE SIMを買って、自宅に保存してあった古いiPhoneに挿して(最低限の設定をして)渡せばよい。
《中尾真二》
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