バス乗降時のバリアフリー化を実現する新形状の縁石とは? | RBB TODAY

バス乗降時のバリアフリー化を実現する新形状の縁石とは?

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今回開発された「次世代正着縁石」。「路肩スロープ」によりスムーズにバスを縁石に寄せることができ、「縁石底ラウンド形状」で縁石接触時のタイヤへの衝撃を緩和する(画像はプレスリリースより)
  • 今回開発された「次世代正着縁石」。「路肩スロープ」によりスムーズにバスを縁石に寄せることができ、「縁石底ラウンド形状」で縁石接触時のタイヤへの衝撃を緩和する(画像はプレスリリースより)
  • 「正着性向上」とは、バス停車時に縁石とタイヤを接触させることにより乗降口と停留所の隙間を小さくすること。バリアフリーの一環として欧州などの一部では既に導入されている(画像はプレスリリースより)
  • 「正着性向上」で乗降口と停留所の隙間を小さくするにより、高齢者、車いす利用者、ベビーカー利用者等がスムーズに乗降できる(画像はプレスリリースより)
  • 日本国内の一般的な縁石は直角に近いものが多く、縁石へのアプローチはドライバーの技量頼みになるとともに、タイヤへのダメージも大きい(画像はプレスリリースより)
 ブリヂストンは16日、バス乗降時のバリアフリー化に貢献する「次世代正着縁石・路肩形状」を考案し、2020年に向けて実用化を目指していくことを発表した。

 ブリヂストンは、バスの停車時に縁石とタイヤを接触させることにより乗降口と停留所の隙間を小さくする「正着性向上」について、横浜国立大学及び日本交通計画協会と共同研究を行っている。今回発表した成果はその一環となる。

 「正着性向上」は高齢者、車いす利用者、ベビーカー利用者等がスムーズに乗降できるバリアフリー化を目的としたもので、海外の一部地域では既に運用されている。

 今回、同社は僅かなハンドル操作で自然に縁石にアプローチできる「路肩スロープ」を考案。縁石側への下り勾配となっており、これによりドライバーの技量に応じて発生するタイヤと縁石の間の正着距離のバラツキや、接触時の衝撃を低減させることができる。

 また同時に開発された「次世代正着縁石」の形状は一般的な直角ではなく、接触時のタイヤへの衝撃を緩和するため丸みを帯びた「縁石底ラウンド形状」になっており、縁石接触時のタイヤへの衝撃を緩和する。

 同社のプルービンググラウンド(栃木県那須塩原市)に「次世代正着縁石」を設置して実車を用いた試験を行ったところ、「欧州一般正着縁石」に比べ、縁石と車両との間隔を半減し、目標正着距離40mm以下を達成。縁石と車両との間隔のバラツキも大幅に低減し、タイヤサイド部へのダメージ(摩耗量)も低減可能なことを確認したという。

 同社は並行して、縁石と接触するタイヤサイド部に新たな摩耗対策を施すタイヤ技術(バリアフリー用新コンセプトタイヤ)開発も進めている。今後はこれらの技術に改良を加えつつ、2020年に向け実用化を目指してしく。
《防犯システム取材班/鷹野弘》

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