医療費問題の解決となるか? IoTを使った在宅医療サービス | RBB TODAY

医療費問題の解決となるか? IoTを使った在宅医療サービス

 昨今、IoT機器などの各種端末から収集した情報をクラウドやAIなどと組み合わせて、解析・提供するサービスが急速に普及しつつある。

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「在宅医療安心パック」の機器構成例。血圧、体温などの日々の健康データを計測してクラウドへ蓄積する。中心奥にあるのが、患部などを移して解析するためのAIカメラだ(撮影:防犯システム取材班)
  • 「在宅医療安心パック」の機器構成例。血圧、体温などの日々の健康データを計測してクラウドへ蓄積する。中心奥にあるのが、患部などを移して解析するためのAIカメラだ(撮影:防犯システム取材班)
  • 「在宅医療安心パック」及び「ポケットドクター」のいずれのサービスでも、スマートウオッチはバイタルデータとナースコールを病院に送信するための重要なツールとなる(撮影:防犯システム取材班)
  • システムのコアとなる「OPTiM Cloud IoT OS」の説明パネル(撮影:防犯システム取材班)
 昨今、IoT機器などの各種端末から収集した情報をクラウドやAIなどと組み合わせて、解析・提供するサービスが急速に普及しつつある。

 そうしたなか、オプティムはIoTによる機器制御、ビッグデータ解析、各種クラウドサービと連携する「OPTiM Cloud IoT OS」の活用例として、在宅医療を想定したサービスを幕張メッセで開催された「IoT/M2M展 秋」にて出展した。

 そもそも「OPTiM Cloud IoT OS」は幅広い接続方式や通信プロトコルに対応し、AIによる画像解析や、顔認識、音声解析などを行ない、その結果をPCやタブレット端末などにグラフィカルにアウトプットすることができるシステム。

 この分析機能を活かしたサービスの1つが、「在宅医療安心パック」と「ポケットドクター」となる。

●IoTで自宅をバーチャル病棟に!?

 「在宅医療安心パック」は、患者が家にいながらにして、タブレットやAIカメラでの見守り、スマートウオッチでのナースコール、バイタルデータの測定を行い、病院が遠隔管理するというサービス。契約病院では、患者ひとりひとりのデータを把握し、AIカメラの画像解析で異常が認められれば、実際に来院してもらい、精密検査を行なうなどの措置が取れる。

 近年の日本では高齢化が進み、病院に通う必要がある高齢者は増えているが、それに比例した医療費の増大が大きな問題となっている。また、高齢者の中には病院に行く足を確保できない人もいたり、病院が遠くてなかなか行けない人もいて、在宅医療の充実が高齢者医療が抱える問題の打開策の1つとして注目されている。

 「在宅医療安心パック」はこうした問題を解決するために自宅のベッドをバーチャル病棟に見立てるサービスとなる。

 佐賀県にある社会医療法人祐愛会織田病院では、実際にこのシステムを導入開始しており、患者の転倒検知や、スマートウオッチで取得したデータに異常が見られれば、病院から自動的にビデオ通話で話しかけるなどの取り組みを行っているそうだ。

●IoTで医師に遠隔相談できる「ポケットドクター」

 続いて「ポケットドクター」は、スマホで好きな時間に全国の登録されているドクターから、自分に合った先生を予約、遠隔診断、健康相談ができるサービスだ。自分のかかりつけ医が、同サービスに対応していれば、病院に行かなくとも遠隔診断が可能で、保健適用の対象になるという。

 遠隔診察では映像の一部を高解像度写真で共有でき、動画も静止画も、指差しマークや赤ペンでマーキングすることができる。

 スマートウオッチなども併用すれば、そのデータを「OPTiM Cloud IoT OS」に蓄積し、日々の健康状態を踏まえたより的確な診断を行うことも可能とのこと。

 まだまだスタート地点に立ったばかりの、IoTを活用した遠隔医療だが、社会的なニーズが見込まれるため、今後、利便性及びセキュリティ面での充実に期待したい。

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《防犯システム取材班/梅田勝司》

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