MVNOの可能性を広げる?IIJ、“縛り”から開放された「フルMVNO」を2017年提供へ 4ページ目 | RBB TODAY
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MVNOの可能性を広げる?IIJ、“縛り”から開放された「フルMVNO」を2017年提供へ

IT・デジタル スマートフォン
IIJ 代表取締役会長CEOの鈴木幸一氏
  • IIJ 代表取締役会長CEOの鈴木幸一氏
  • フルMVNOの取り組みを通じて、あらゆる分野で新たな価値を創出していく
  • IIJ 取締役CTOの島上純一氏
  • MVNOに期待されていることはモバイル市場全体の成長と拡大に寄与すること
  • IIJでは8月29日にNTTドコモに対して「加入者管理機能の連携」を申し込み、同日中に受理されている
  • HLR/HSSとは、SIMカードを管理するためのデータベース
  • フルMVNOとライトMVNOでは、提供できるサービスに大きな違いがある
  • IoT時代に必要とされるSIMカードの多様性
--- 具体的に、IIJはフルMVNOで何をしていくのか。

鈴木会長「ひとつはIoTの世界において、新しいワイヤレスのサービスを展開していく。デバイスに組み込むことで、多様なサービスを展開できる。いま具体的に発表できるものはないが、過去数年に渡って考えてきたことがある。現行のキャリアさんではできないサービスをつくる自信がある。それが実現すれば、違うディメンションの競争になる」

島上氏「これから伸びていくのは無線の領域、モノがインターネットにつながる領域。いまのMNOさんにしばられているサービス内容のままでは戦えない。それを戦える環境にまで持っていきたい。土台を作って、来るべきIoTの時代に一部レイヤとして参画する。そして市場を引っぱっていきたい」

--- どうしてこれだけ時間がかかった?

島上氏「我々のやりたいことを具体化しながら、それに合ったドコモさん側の設備の切り分けなど、そのあたりをずっと協議させていただいた。我々側でコアのネットワークの知識が足りない部分もあったかも知れない。また、こちらの意図をドコモさんに正しく組み入れていただけなかったこともあったかも知れない。徐々にそのあたりを改善させながら協議を進めていった。基本的には民民協議で、ドコモさんに真摯に対応していただき、ここまでこれた」
《近藤謙太郎》
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