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「独自作品に60億ドル」「Netflixは一つのチャンネルに過ぎない」……Netflixがスペシャルイベント開催

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Netflixは27日、ジャパンスペシャルイベントを開催。創業者が来日して日本における事業展開を説明したほか、人気ドラマの出演者がストーリーの魅力などを語った
  • Netflixは27日、ジャパンスペシャルイベントを開催。創業者が来日して日本における事業展開を説明したほか、人気ドラマの出演者がストーリーの魅力などを語った
  • イベントの冒頭に登壇して挨拶した、Netflixの共同創業者でCEOのリード・ヘイスティングス氏
  • 続いてNetflixチーフ・コンテンツ・オフィサーのテッド・サランドス氏が登壇
  • Netflix Japan代表取締役社長のグレッグ・ピーターズ氏は日本のコンテンツが世界に受け入れられていると紹介した
  • 「火花」に出演した林遣都さん、波岡一喜さんらも登壇して挨拶した
  • 質疑応答に対応する、(左から)グレッグ氏、リード氏、テッド氏
■日本での展開が遅れた理由は?

 ヘイスティングス氏、サランドス氏、ピーターズ氏は質疑応答にも対応。記者団の質問に回答した。

--- 日本での展開が遅れた理由は?

ピーターズ氏:まずは北アメリカで確実に展開したかった。カナダ、ラテンアメリカ、ヨーロッパへと拡大していった。アジアでは、日本が最初のローンチ国だった。日本の視聴者が求めるものを、きちんと提供できるタイミングを検討した結果が昨年のサービス開始につながった。

 楽しめるコンテンツを探していくなかで気付いたことは、ローカル発祥のコンテンツであっても、世界中の人が視聴してくれるということ。そこで今後は、国にこだわらずに皆が共感できるコンテンツを探していきたい。

--- 特に収益の上がっている国はあるか。

ヘイスティングス氏:現在は、投資を増やすことに注力している。収益より投資が上回っている。まずは会員を増やしていき、視聴者の満足度を高めることが重要。そのための投資になる。

--- オリジナルの映像コンテンツを手がることについて。

サランドス氏:オリジナルのコンテンツのため、60億ドルをかけている。これはテレビ局の一番組に費やす制作費と比較すると多い。でも、私たちは視聴者により満足してもらえることを目指している。それにより、我々も成長していける。

ピーターズ氏:利益ではなく、インターネットの世界でどれだけ多くの利用者に素早く提供できるかが大事。クリエイターの人たちの環境づくりも重視している。
《近藤謙太郎》
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