■「火花」も世界の人が視聴 続いてNetflixチーフ・コンテンツ・オフィサーのテッド・サランドス氏が登壇。同社が数年前から開始した、オリジナルプログラムの独占配信について説明した。それによればNetflixが制作・配信しているオリジナルプログラムは、この4年間で150ものエミー賞、20ものゴールデングローブ賞、4つのオスカー賞にノミネートしたという。「脚本家や監督らが自由に映像コンテンツを創作できる環境を整えている。それにより、多様な番組づくりができるようになった」と話した。 アメリカだけでなくドイツ、イタリア、ブラジル、メキシコ、スペイン、日本などの各地域でもコンテンツを制作し、世界に向けて配信している。身近な例としては、お笑い芸人の又吉直樹さんが書いた芥川賞受賞作品「火花」がNetflixにより映像化され、独占配信されている。この「火花」、実は190カ国・地域でも配信されており、総視聴者の約半分が海外の視聴者だというから驚きだ。このほか日本の若者の恋模様を描いた「テラスハウス」も、アメリカ、カナダ、アジア、ヨーロッパといった国々で配信されており、各国でヒットしているという。サランドス氏は「皆さんが見ている番組は、世界中の人も見ている」と説明した。■原作の世界観、海外でも伝わってる? Netflix Japan代表取締役社長のグレッグ・ピーターズ氏は「日本の作品の数々を世界に届けている。アメリカでは、すでにテラスハウスについて書かれた記事を目にした。このほか、すでに世界中にファンをもつ日本のアニメについても、Netflixの配信により新しい視聴者を見つけることができるだろう」と説明。Netflixのレコメンド機能によって、一度もアニメを見たことのない人にもコンテンツを届けられるという。 「火花」については、映画に匹敵する映像クオリティで撮影された全10話を、190カ国に向けて一挙に配信開始したという。日本人にしてみると、原作の世界観が正しく外国の人々に伝わるかどうか不安にもなるが、台湾、香港、東南アジア、ブラジル、メキシコ、ドイツ、カナダといった国で熱心に見られているそうだ。グレッグ氏は「フランスではアートフィルムが好きな人に届き、メキシコでは“漫才”が新しいコメディの形として受け入れられ、アメリカでは夢に向かって頑張る人たちに響いている。日本のドラマを見たことがなかった人たちがファンになり、視聴者の裾野が広がっている」と説明していた。
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