【木暮祐一のモバイルウォッチ】第95回 中古スマホの情報漏洩対策は日本が世界をリードしている
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ブランコのその他の製品として、端末の故障診断を行うクラウド連携ソリューション「Blancco 5 Mobile Diagnostics」を、端末メーカー、通信事業者、中古端末取扱事業者、修理事業者向けに提供している。最大55項目の診断を行い、スマホやタブレットの状態を正確に把握することができる。診断後は、端末のメーカー名、モデル名、OS、IMEI(端末識別番号)などの情報を自動で取得し、診断結果と共にレポートとして記録する。
また、これら消去レポートをクラウドで一元的に管理するツールとして、「Blancco Management Console」の提供も行っており、これにより流通する中古スマホのトレーザビリティを確保している。
--- こうした製品群の操作性は? そしてトレーザビリティは?
最近ではスマホを買い取り、整備して中古として販売する中古品販売チェーンが増えています。こうしたところでは書籍から家電品まで様々な商品を買い取りますが、スマホの場合は店舗のスタッフが完璧にマニュアルどおりに検査したりデータ消去をこなすというのはやや難しいこと。そうしたところで、故障診断からデータ消去まで統一した作業を行えるソフトウェアとして評価されています。また買い取りをした店舗と販売を行う店舗が異なることも考えられます。当社のソリューションを活用していただけば、クラウドを通じて流通の行程において診断やデータ消去のレポートが共有できるようにしていますので、同一企業内だけでなく、たとえば提携先とデータベースを共有するような使い方もできます。
「Blancco Mobile for FeliCa」「Blancco 5 Mobile Diagnostics」「Blancco Management Console」は、モバイルFeliCa ICチップのデータ消去であるとか、個人情報の取り扱いが厳格であるといった日本市場特有のニーズに応える形でブランコが開発したもので、2015年春から提供を開始している。スマホの普及率では世界主要国から遅れをとったわが国であったが、データ消去やそのトレーザビリティ管理等の「中古スマホの安全性」に関しては、今や日本が世界をリードする形になっているようだ。
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