アプリ1つですべてを操作!新たな分野に挑戦するATEN……COMPUTEX TAIPEI 2016 | RBB TODAY
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アプリ1つですべてを操作!新たな分野に挑戦するATEN……COMPUTEX TAIPEI 2016

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 5月31から6月4日まで台湾・台北で開催されているアジア最大のITトレードショー「COMPUTEX TAIPEI 2016」。世界中のIT機器メーカーが集まるその会場に、台湾のIT機器メーカーATENが一風変わったブースを構えていた。

 KVMスイッチで知られるATENだが、今回のイベントではKVMスイッチの他に、同じく自社製品となるコントロールシステムVK2100及びPDU(電源管理ユニット)を組み合わせた事例として、撮影スタジオシステムや中央監視システムなども出展しており、同社のノウハウを生かしつつも新しい分野へ挑戦する姿勢が見られた。特に「ATEN Control System」と呼ばれるタブレットやPCに対応したユニバーサルアプリを用いることで多くの同社製品を制御できる仕組みはバイヤーの目を強く引きつけていたようだ。今回の取材では、ATENジャパン取締役のジョビ・チャン氏と企画主任のジーン・ウー氏にブースの説明をしてもらった。


ATENジャパン取締役のジョビ・チャン氏(右)と企画主任のジーン・ウー氏(左)

 ATENのブースはスポーツバー風のデザインが施され、さまざまな製品がどのような場で活用できるのかわかるよう工夫されていた。ブースのデザインはイギリスのスポーツバーで実際に導入されたコントロールシステムを参考に設計したとのこと。アプリを使い、店舗の照明やテレビコンテンツの操作等、あらゆる電子機器を制御できるシステムが実際に体験できる。アプリ側には状況に応じたプログラムが組まれており、パーティ用の照明効果といった演出を行うことも可能となっている。


スポーツバーのような空間を演出したATENブース


展示されたシステムを制御する端末

 撮影ブースも設置されていた映像スタジオシステムは、アプリを使い撮影用カメラを制御するというもの。アプリ側にカメラが映している映像が確認できるほか、ズームイン/アウトや上下左右に向きを変えることもできる。これにより、撮影者自身を被写体にしたまま、多種多様なカメラの操作をアプリのみで実行することを可能としている。


撮影ブース

 また、今回のブースでは公共事業やインフラの分野で使用されている中央監視システムを想定したデモを行っていた。1つの大型モニターに四分割で映像表示が出来る他、ピクチャー・イン・ピクチャー機能を使用するとフルスクリーン映像の中にほかの3つの映像を配置することも可能。映像の確認だけでなく、消費電力のチェックといった機器の管理もできるという。もちろん、これらの機能はアプリを用いることでPCだけでなくスマートフォンやタブレットからも実行できる。


中央監視システム


32インチディスプレイx9を制御できるシステム

 コントロールシステムのほかには従来のKVMスイッチ、さらにはPS4とXbox Oneでマウス&キーボードが使用できるようになるUC3410ゲームコントローラーエミュレータなど、KVMスイッチメーカーであるATENの印象を一新するような幅広い機器が披露されていた今回の展示。蓄積された技術に新たな要素をうまくプラスすることで違う分野へ進出できるという良い見本となりそうだ。


壁に設置されたすべてのディスプレイの映像は1つの端末によって制御されている
《Daisuke Sato》
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