同イベントで重要な要素とされる「IoT」については、台北市コンピューター協会のLi Chang氏が説明を行った。IoTでビッグプレイヤーとなるのは、PC、スマートフォン、メディアプレイヤーであるとし、「App」「ビッグデータ&クラウドコンピューティング」「AI」「iDevice」などを次世代モバイルネットワーク「5G」でつなぐ「IoT エコシステム」の可能性について言及。プレゼンテーションは申年にちなみ猿やゴリラを比喩としたユニークな画像を使用しており、時折会場の笑いを誘っていた。続いて、イタリアのイノベーションデザイナー・フューチャリスト、Vito Di Bari氏も挨拶を行い、世界に対しイノベーションを提供し続ける台湾のIT産業と新たなIoT時代の幕開けについて述べた。
プレスカンファレンスの最後には「COMPUTEX d&i Awards」の授賞式が行われた。この賞は優れたデザインとイノベーションを持つ製品に送られるもので、iFデザイン賞を主催するドイツのiF International Forum Design GmbHに委託し毎年開催されているものだ。80以上にものぼる賞は、iFのCEOであるRalph Wiegmann氏によって受賞者に直接手渡された。