座るだけで体調把握!JUKIの安全運転支援システム | RBB TODAY

座るだけで体調把握!JUKIの安全運転支援システム

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シートには脈動や動きを検知するパッドがあり、座るだけで自動的に体調や疲労度の検知を開始する(撮影:防犯システム取材班)
  • シートには脈動や動きを検知するパッドがあり、座るだけで自動的に体調や疲労度の検知を開始する(撮影:防犯システム取材班)
  • 多機能コントローラーは運転手の疲れ具合を検知、顔の表情と音声、警告音で状態を知らせてくれる(撮影:防犯システム取材班)
  • 体調の状態を示す表情のバリエーションは多彩で、視覚的に認識しやすくなっている(撮影:防犯システム取材班)
  • 「体調ナビ ドライブリズムマスター」の設置イメージ。ドライバーズシートにセンサーパッドを敷き、コントローラーを見やすい場所に設置するだけでOK(撮影:防犯システム取材班)
 重大事故を防ぐのは運輸・運送業界の命題だが、いまだ毎年のように事故が起こってしまう。2016年1月に起きた「軽井沢スキーバス転落事故」では運転手も含め、15人が亡くなった。

 日々起きる交通事故の原因はさまざまだが、今注目を集めているのが、運転手の体調を把握する技術の数々。運転手の疲労状況や健康面の異常を管理者側で把握することで、運行スケジュールを見直したり、無呼吸症候群などの検査を受けさせるなど、事前の対応が可能になる。

 そうしたなか、工業用・家庭用ミシンのJUKIは、27日まで東京ビッグサイトで開催された「ワイヤレス・テクノロジー・パーク2016(WTP2016)」に、乗用車のシート開発のデルタツーリングが開発・製造した「体調ナビ ドライブリズムマスター」を出展した。

 「体調ナビ ドライブリズムマスター」は、ドライバーズシートに脈動による音や振動を検知する非拘束センサーを取付け、多機能コントローラーと接続するだけというシンプルなもの。ダウンジャケットのような厚着をしていても測定可能で、測定される運転手には不快感や違和感を感じさせないという。

 多機能コントローラーはセンサーからの情報を読み取り、体調の変化を脈動などの変化から読み取って顔のアイコンと音声、警告音などで状態を知らせてくれる。通常画面はキャラクターモードだが、体調MAPや履歴グラフなどに切り替えることもできる。

 コントローラーを専用解析ソフト「ヒュータコ」をインストールしたパソコンなどに接続すれば、取得データの収集し、運転手の体調傾向、運行別の体調の推移、体調ナビ ドライブリズムマスターの判定履歴などを一括で解析・管理することも可能だ。

 価格は、「体調ナビ ドライブリズムマスター」(センサーパッドも含む)が希望小売価格15万円(税別)、「ヒュータコ」が同5万円(税別)。

 ちなみに同機は、平成27年度の国土交通省「事故防止対策支援推進事業」の対象製品に選出され、1社あたり80万円を上限に、経費の2分の1という補助金が出されていた。本年度に関してはまだ未定だが、昨年は取付まで終わった業者に支払われる仕組みになっており、7月1日~11月30日が申請期間だった。
《防犯システム取材班/梅田勝司》

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