テスラ「モデルS」、“スマホで自動駐車”を実現! | RBB TODAY

テスラ「モデルS」、“スマホで自動駐車”を実現!

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スマホによる自動駐車機能「サモン」が、テスラの高級EV「モデルS」で利用可能になった
  • スマホによる自動駐車機能「サモン」が、テスラの高級EV「モデルS」で利用可能になった
  • 新デザインにリニューアルされたモデルS
  • サモンの機能を紹介する日本法人代表のニコラ・ヴィレジェ氏
  • テスラモバイルアプリの画面。前進・後進のアイコンを押し続けると車が前後に最大12mまで移動する
  • サモンの機能解説
  • モデルSが展開されてきたヒストリー
  • アプリイメージ
  • アプリイメージ
 テスラモーターズの「テスラS」は、内蔵ソフトウェアを更新することでさまざまな機能が追加できる“走るスマートフォン”と称されるユニークな高級EV(電気自動車)だ。本日18日に新しい自動リモート駐車機能「サモン」の無料配信を、日本市場向けに開始した。またモデルSのデザインを刷新。日本での納車もスタートする。

 テスラのモデルSは800万円から1,000万円前後の超高級電気自動車として2012年6月に販売を開始。日本国内での納車も2014年秋からスタートした。約17インチのタッチスクリーンを搭載し、独自開発のスマートOSとの組み合わせにより車の各機能を操作できる“走るスマホ”とも称されるスマートビークルだ。

 そのモデルSにこのほど追加される「サモン」という名の機能は、日本語に直訳すると「呼び出し」を意味している、いわゆる自動駐車機能だ。テスラの本国である米国では今年の1月から提供が始まっていたが、このほど日本国内でも4月15日に国土交通省の承認を受け、安全テストをクリアしたことから5月18日から提供されることが決まったものだ。モデルSのプラットフォームには、3G回線経由で常時ソフトウェアアップデートが行われており、新機能の追加や機能改善が図られている。今回の「サモン」も、モデルSのオーナーが無料のソフトウェア更新を行うことで利用できるようになるほか、今後納車される車両についてはプリインストールされた形で送り届けられる。サモンの利用には「テスラモバイルアプリ」を導入したiOS/Android端末が必要だ。

 本日、テスラモーターズの日本法人が記者発表会を開催。モデルSのサモン機能のデモンストレーションが実施された。発表会に登壇した、日本法人代表のニコラ・ヴィレジェ氏は新機能についてコメント。「自宅や外出先での駐車が苦手な方に最適な新機能。ドライバーの方により高いレベルの安全が提供できるだろう」とアピールする。またモデルSでは自動運転、自動駐車の機能を順調に実現してきたことで、「今後はテスラの完全自動運転によりオーナーを迎車する機能なども実現したい」と抱負を語った。

 発表会会場ではスマホによるモデルSの自動駐車のデモが体験できた。駐車時にパーキングスペースから約12m以内にモデルSを停車しして、シフトが「パーキング」に入った状態で車外に降りて、モバイルアプリを起動してスマホで操作する。12mは、前進・後進の往復操作を繰り返したトータルの操作でモデルSを動かせる最長距離となる。アプリ上にはモデルSの車体とともに「前進・後進」のアイコンを表示。アイコンを押し続けることで、モデルSが人が歩く速度よりもゆっくりとしたスピードでそれぞれの方向に動き出す。車体には前後に6個ずつのセンサーが内蔵されており、例えば真正面に人が立ったら直ちに停車。また、後進中ガレージの壁面に障害物を感知すれば、車がそれにぶつからないように自動でハンドルを切って適切なポジションに駐車してくれる。単にストレートに前進・後進できるだけではない、スマートな自動駐車を実現している点に注目したい。

 ヴィレジェ氏は「テスラは人々が乗った瞬間に、車の既成概念が変わってしまうほどのイノベーション。電気自動車や自動運転は、ちょっと先の未来のハナシという感覚をお持ちの方も多いと思うが、テスラはもうすでにこれを実現してしまった」と強調する。

 今回、モデルS向けに追加された新機能「サモン」は、テスラモーターズの新しいSUV「モデルX」や、500万円以下の価格で展開を予定する量産車「モデル3」にも搭載される。ヴィレジェ氏はモデルXについて、「欧米で発表してきたが、日本国内でも右ハンドル仕様に合わせてクリスマスシーズンに間に合うよう納車の準備を進めたい」とした。モデル3も2017年以降に日本国内で納車が予定されている。

 なお、テスラのモデルSはこのほどデザインのリニューアルも図られる。フロントパネルの黒いノーズコーンを外して、テスラTエンブレムを強調したデザインに変更。サイドロッカーとリアディフューザーの配色をボディカラーに合わせて全体のデザインに融和させた。ヘッドライトはLEDランプが選択可能になり、オプションでアダプティブにもできる。さらに以前は車体の外側に配置していた自動運転用のセンサーを車内に置くことにより、ゴミの付着などによる感度ダウンを回避している。新デザインのモデルSの日本国内での納車も本日より開始される。また5月21日からはショールームの「テスラ青山」で展示を予定する。

 ほかにも車内の空気から99.97%の微粒子汚染ガスやアレルギー源、バクテリアなど汚染物質を除去できる「テスラHEPAフィルター」がモデルSでもオプション機能として選べるようになる。さらにはモデルSに標準装備される充電器も40アンペアから48アンペアに強化され、高速充電が可能になる。

《山本 敦》

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