無人で空き物件をチェックできる「スマート内覧」を体験!【特集「近未来!スマートロックの世界」Vol.5】 2ページ目 | RBB TODAY
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無人で空き物件をチェックできる「スマート内覧」を体験!【特集「近未来!スマートロックの世界」Vol.5】

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実際には予約した時間に部屋の前まで行ってドアをオープンする
  • 実際には予約した時間に部屋の前まで行ってドアをオープンする
  • ライナフ代表取締役の滝沢潔氏。もともと不動産業界出身で、空き室問題を解決するべくスマートロックの開発に乗り出したという
  • マンション一階のオートロックを解除するユニット。スマートフォンの操作により、アームがセンサーを横切ることでドアが開く仕組み
  • 「スマート内覧」サイトでマンションの鍵を登録した画面。アプリではなくブラウザ上で動作する
  • ドアの解錠、施錠ボタン。ボタンを押してから5、6秒でオープンした
  • 「ザ・パークハビオ上野」の内覧できる部屋のページ。「この部屋を内覧予約」をタップして、時間を登録する
  • スマート内覧で登録したカギの一覧。上は有効期限が過ぎ,下は使える状態なのがわかる
  • ドアを開けたところ。スマートフォンの操作後、数秒するとこのロックが回転して解錠できる
 あとはその時間に行けば、スマートフォンからの操作でカギを開けることができる。「ザ・パークハビオ上野レジデンス」は建物の一階のドアもオートロックとなっているが、スマートフォンからの操作で玄関ドアも簡単にオープンできる。あとはエレベーターで目的の部屋の前まで行き、スマートフォンを操作することで、ドアのロックが解除できた。

「スマート内覧」では室内に通信機能付きのタブレット端末を設置し、その端末とNinjaLockを接続することでスマートフォンからの解錠を実現しています」(滝沢氏)

 「スマート内覧」では1回45分、連続2回分を予約することができる。担当者などが同行しているときは、待たせることが気になるが、自分だけで行く「スマート内覧」なら、見たい場所を気が済むまでゆっくりと見ることができる。同行の担当者の目を気にせず、メジャーを持って行ってサイズを計るといったこともできるのだ。

 その場で質問などができない代わりにさまざまな情報を記した資料が置かれているほか、壁や窓などにQRコードが貼られており、それらをスマートフォンで撮影することで、時間帯ごとに異なる窓から見える風景がチェックできたり、同じレイアウトの別のフロアの部屋からの眺望などが確認できる。

 室内のチェックが終わったら、あとは電気を消して退出するだけ。さらに詳しく説明を聞きたい場合は案内付きでの内覧を予約することもできる。

 「スマート内覧」はWebベースのシステムとなっているので、スマートフォンにアプリを入れることなく、予約した部屋の施錠・解錠が可能。さらに、スマートフォンだけでなくフィーチャーフォン(ガラケー)でも利用できるなど利便性が高い。

■スマート内覧で賃貸物件の借り方が変わる

 三菱地所レジデンスの「ザ・パークハビオ」シリーズは2018年までに年間10棟を建設予定で5000戸以上を供給する予定だという。新築の完成直後は、スタッフが常駐する形での物件説明を行うが、残り数戸となったとき、スタッフが貼り付くのは効率が悪い。こういったときに「スマート内覧」が有効となる。

「賃貸契約では最終的には対面は必須です。しかし、その前の段階まではスマート化できます。管理会社も人を減らせるし、内覧したい方も好きな時間に物件が見られます」(滝沢氏)

 三菱地所レジデンスの「ザパークハビオ」シリーズは5月以降随時スマート内覧できる物件が増える予定。また、既存の管理物件でも空きが発生した時に「スマート内覧」を導入する可能性は高い。スマートロックにより、マンションの探し方、そして内覧の仕方が変わり始めているのだ。
《コヤマタカヒロ》
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