スマートロックのシェア機能は“合カギ文化”を変える!?【特集「近未来!スマートロックの世界」Vol.4】 2ページ目 | RBB TODAY

スマートロックのシェア機能は“合カギ文化”を変える!?【特集「近未来!スマートロックの世界」Vol.4】

 スマートフォンにインストールしたアプリからドアロックを操作できるスマートロック。いちいちカギを出すことなく、素早く施錠・解錠できるのがその魅力だ。今回は応用編として、「Qrio Smart Lock」、「Akerun」を用いて、カギのシェア機能を中心に解説しよう。

IT・デジタル スマートフォン
「Qrio Smart Lock」(写真左)と「Akerun」(同右)
  • 「Qrio Smart Lock」(写真左)と「Akerun」(同右)
  • Qrioのゲストキーの設定画面。曜日指定のほか、時間、期間の設定ができる。オフライン時の解錠の許可も設定できる
  • 「Akerun」のゲストキーの権限設定画面。曜日設定や時間設定が可能
  • 「Qrio Smart Lock」では「ロック設定」から「手ぶらで解除」の設定が可能。ドアの外に行って設定を行う
  • 左から「Akerun」「Akerun Remote」「Akerun Touch」の3製品。「Akerun Remote」ではフィーチャーフォンからの操作や遠隔操作が可能(撮影:防犯システム取材班)
  • 「Akerun」ではゲストの権利を途中で変更することが可能。サッと金曜日に使えなくするといったこともできる
■スマートロックの究極の姿は「手ぶら解錠」

 「Qrio Smart Lock」を使うとき、ぜひ利用したいのが、「手ぶらで解錠」機能だ。ただし、この機能はβ版となっており、状況によっては正しく動かない場合などがあるほか、スマートフォンのバッテリーの消耗が早くなるという問題もある。設定は非常に簡単だ。本体と接続した状態で、「手ぶら解錠」をオンにする。ドアの外にでて計測を行う。

 「手ぶら解錠」機能ではGPSやWi-Fiによる位置情報を利用しており、この情報を最初に設定するのだ。このことにより、自宅に戻ると位置情報から、そのことを認識してカギを開けてくれる。このため、通りの向かい側にあるコンビニに行った程度では残念ながら解錠してくれなかった。説明書きにもあるとおり、ある程度以上は離れ必要があるようだ。

 しかし、このスマートフォンすら出さないという、「手ぶら解錠」機能はスマートロックの究極の姿。ぜひ、正式バージョンのリリースを楽しみにしたい。

■必要?と思っても利用すると離れられなくなる

 今年に入ってから、レビューなどのためのスマートロックを高頻度で使うようになった。最初はデジガルガジェットとして、仕事では注目していたが、自宅のサムターンが特殊形状でつかないと思っていたこともあり、個人的な興味からは外していた。しかし、実際に取り付けて使ってみると、この便利さを体感させられた。鞄などからカギを探すという行為がこれほどまでに面倒くさいのかと改めて感じられたのだ。

 また、もうひとつがカギのシェア機能だ。筆者は家族と暮らしているが、若い頃は長くひとり暮らしだった。その間、何人かに「合カギ」を渡したことがある。この合カギ、関係性がいいときはいいのだが、悪くなったときの回収がとにかく面倒なのだ……。「カギを返して」とはなかなか言いづらく、さらに相手から去ったときなどには、カギのためだけに連絡も取れず、そのカギをどのように処分されたのかもわからない。

 しかし、スマートロックなら安心だ。関係が悪くなったらそっとシェアしたカギを削除しておけばいい。もちろん最初から無制限でシェアすることはせず、1ヵ月単位ぐらいで登録しておくといい。また、「Akerun」の場合は、ちょっと今、突然来られたら困るなというときに、そっとその時間帯や日(曜日)の権利を解除することができる。管理者からゲストに権利を変更すると通知が行くが、もともとゲスト登録で、利用できる時間を変更しただけなら通知は届かない。もちろん、そのあとでそっと戻しておけば、気付かれることもなさそうだ。もし、突然来てしまったとしても、カギが開かないことで連絡が来るため、対処する時間も稼げるだろう(笑)。

 スマートロックがあれば、このあたりの付き合い方もよりスマートにできそうだ。

協力:Qrio、フォトシンス
《コヤマタカヒロ》

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