大いなる雪解け? マイクロソフト「SQL Server on Linux」を提供へ
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そんなバルマー氏の後を継いで、2014年にCEOに就任したのが、現CEOのサティア・ナデラ氏。実業家肌のバルマー氏と対照的に、エンジニア出身らしく、オープンソースやLinuxへの寄与に積極的で、その姿勢は、オープンソースへの参加、Red Hatとのクラウド分野での提携といった、マイクロソフトの戦略にも現れている。
さらにマイクロソフトは、今週木曜日に開催の技術イベント「Data Driven」に先立ち、「SQL Server」に関する動向を8日に発表。「SQL Server 2016」とともに、「SQL Server on Linux」に関する計画を明らかにした。
「SQL Server on Linux」は、文字どおりLinux上でSQL Serverを利用可能とするものだ。プライベートプレビュー版はすでに完成しており、利用可能となっている。一般提供は、2017年中ごろの予定。これは歴史的な雪解けとも言える計画で、クロス プラットフォームに対応できるソリューション プロバイダーとしてのマイクロソフトの位置づけを強調するものとなった。
Red Hatの製品/テクノロジ担当プレジデントのポール・コルミエ氏は「マイクロソフトにはSQL Serverを企業に提供してきた確固たる実績があり、そのエンタープライズ向け機能が提供する価値はLinuxを利用する世界中の企業にとって大きな財産となります。当社のお客様も今回の発表を非常に好意的に受け止めており、マイクロソフトが今後行うLinuxへの投資に大きな期待を寄せています」とのコメントを寄せている。
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