震災後に道路の迅速な応急復旧が可能……ウレタン樹脂を使った応急復旧工法 | RBB TODAY

震災後に道路の迅速な応急復旧が可能……ウレタン樹脂を使った応急復旧工法

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模型を使ってウレタン樹脂による応急復旧工法の仕組みを解説(撮影:防犯システムNAVI)
  • 模型を使ってウレタン樹脂による応急復旧工法の仕組みを解説(撮影:防犯システムNAVI)
  • 応急復旧工法を使う前の陥没してしまった道路をイメージした模型(撮影:防犯システムNAVI)
  • 同社ブースに展示されていた硬質発泡ウレタン樹脂を使ったブロックの展示。凝固後は車両通行にも耐えうる強度となる(撮影:防犯システムNAVI)
  • 複数の液体を混ぜ合わせると瞬時に発泡して固まる硬質発泡ウレタン樹脂。スポンジのような外見でもかなりの硬さ(撮影:防犯システムNAVI)
 アップコンは、パシフィコ横浜で開催された「第20回 震災対策技術展 横浜」にて、ウレタン樹脂の吹き付けにより段差やひび割れにより通行が困難になった道路を修繕するための新たな応急復旧工法の展示を行った。

 大地震などが発生した後には、さまざまなインフラが寸断されることが予想されるが、道路に関しては被災地に緊急車両や救助車両が駆けつけたり、食料などの救援物資を運ぶためにも迅速な復旧が求められる。

 従来は土嚢などを使っての修繕が一般的だったが、手間や時間、人手がかかりすぎるという課題があった。しかし、同工法なら段差や陥没が見られる箇所に硬質発泡ウレタン樹脂を吹き付けることで、数時間後には凝固して交通規制の解除が可能になる。重機不要で、軽トラック1台で対応可能な点も大きな特徴だ。

 吹き付けたウレタンに関しては、圧縮強度1,400kPa(JIS K 7220:2006)を誇り、車両が通行しても耐えうる強度があるという。

 ただし、あくまでも“応急復旧用”という位置付けなので、使用期間の約6か月を過ぎる前に本格復旧を行う必要がある。本格復旧の際には、吹き付けたウレタンはスコップなどを使って人力での撤去が可能だ。

 なお、同工法は、アップコンの専門技術者による施工になり、依頼する場合は吹き付けるウレタンの材料費、施工代が必要となる。
《防犯システム取材班/小菅篤》

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