木根尚登、TM絶頂期「ギターを弾いてなかった」と"エアギタリスト"時代の裏話を告白 | RBB TODAY
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木根尚登、TM絶頂期「ギターを弾いてなかった」と"エアギタリスト"時代の裏話を告白

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 ロックユニット・TM NETWORKの木根尚登が11日放送の「しくじり先生 俺みたいになるな!! 3時間スペシャル」(テレビ朝日系)に出演。エアギターによる"しくじり"人生を告白しスタジオじゅうを笑いと驚きの渦に包んだ。

 音楽プロデューサーの小室哲哉とボーカリストの宇都宮隆と共にTM NETWORKを結成。80年代の音楽シーンに旋風を巻き起こした木根だが、当時の木根はギターが弾けず弾けるフリをしていた"エアギタリスト"だった。数年前にその事実を公表した木根だが、今回同番組では30年に及ぶ"エアギター"人生で経験した様々な"しくじり"を語った。

 TMのヒット曲「Get Wild」を"演奏"しながら登場した木根。その後"エア"であることを告白。「30年もエアギターやってると(フリが)上手くなるんだよね」とあっけらかんと語る木根を見た女優の遼河はるひはショックのあまり口を開け、ファンだった当時の「青春が奪われる気がする」と頭を抱えてしまう。

 ミュージシャンの大槻ケンジも「僕普通に弾いてると思ってた」と"プロ"も騙されるほどの"エアギター"について木根はバックバンドのギタリストが"超スゴ腕サポーター"として弾いてくれていたからと告白。

 大槻から「そもそもギター練習しようと思わなかったの?」と聞かれるも「全然ならなかった」と即答。さらに「そもそもロックギターに興味がなかった」とあっけらかんと語る姿にスタジオじゅうは爆笑の連続となる。

 木根は当初キーボードを担当していたが小室とポジションがかぶることから「ギターでも持っとけば?」と提案され軽い気持ちで弾けないギターを手にしたという。

 しかしその後TMはメジャーデビュー。罪悪感かTMを辞めようと思ったこともあったがスタッフから「売れたら好きなことができる」と止められ、そのままズルズルとエアギターを続けることになったのだとか。

 またデビュー時レコード会社から「木根だけ華がない」と言われ"サングラス姿"か"坊主姿"かを選ばされることになりサングラスを選んで今の姿になったことも明かされた。

 レコード会社から「素顔を見せるな」と言われていたため、撮影で用意されたサングラスの色が薄かった時などは裏に模造紙を貼って真っ黒にしたこともあるそう。さらにサングラスを着用し続けた結果視力も大幅に低下してしまったという。

 また歌番組などで木根が"エア"であることを知らずカメラが寄ってきたときなどは、ギターの角度を変えたりカメラに向け垂直にしたり、回転するなどして手元を映されないように工夫していたと"裏事情"を暴露。しかもその後"ギターが上手いと思うギタリストランキング"で布袋寅泰らと並んで上位にランクイン。"過大評価"がたたってポール・マッカートニーと対談することになるなど、木根にとってはつらい日々が続いたと当時を振り返った。

 その後木根の代わりに弾いていたサポートメンバーがメジャーデビューし、自らも意を決してギターの練習をするようになった木根は2年前に"エア"をカミングアウト。バッシングを浴びたもののTMの30周年ツアーでは実際にギターをプレイしてライブに参加。号泣するファンの姿を見て初めて心からライブを楽しめたという。

 今58歳となった木根だがどんどんギターが上手になってるという。「スタートが遅い分今が伸び盛り」と語るとスタジオじゅうが爆笑。木根は最後に生演奏を披露。"本物"のギタリストになった姿をスタジオと視聴者に見せていた。
《笠緒》
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