三菱電機とパスコ、航空機からの大容量通信に国内初成功……災害時活用や4K伝送に期待 | RBB TODAY

三菱電機とパスコ、航空機からの大容量通信に国内初成功……災害時活用や4K伝送に期待

 三菱電機とパスコは22日、航空機にミリ波(40GHz帯)データリンク装置を搭載し、地上に大容量データを送信する航空機・地上間通信システムの実証実験に、国内で初めて成功したことを発表した。災害時の運用、4K/8K素材の伝送での活用が期待される。

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航空機を瞬時に捕捉し自動追尾する技術を採用
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 三菱電機とパスコは22日、航空機にミリ波(40GHz帯)データリンク装置を搭載し、地上に大容量データを送信する航空機・地上間通信システムの実証実験に、国内で初めて成功したことを発表した。災害時の運用、4K/8K素材の伝送での活用が期待される。

 波長が10mm~1mm程度であるミリ波は、大容量通信に適した周波数だが、これまで航空機と地上間の通信実証実験は、国内では実施されていなかったため、日本の気象条件や国内法規制下での有効性、適合性は未知数とされていた。

 今回の実験では、2つの高度(600m、3,000m)を高速(時速約200km)で飛行する航空機から、地上局に対して最大100Mbpsの伝送を行った。同時に、実運用時に想定される被災地撮影画像や小型ビデオカメラで撮影した映像を地上に伝送し、地上での再生を確認した。地上局は、航空機が通信エリア(地上局位置から高度600m時に半径600m、高度3,000m時に半径3,000mの範囲内)に進入すると瞬時に捕捉し、自動追尾する技術が採用されている。

 今回の実験成功により、航空機の帰還・データ受け取りを待たずに、直接データ転送を行うことが可能になり、大幅な時間短縮が可能となる見込みだ。今後は、伝送速度の高速化や装置の小型化、各気象条件や法環境への適合など、本格的な検討を進める。
《冨岡晶》

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