120Hz 8K対応のシート型ディスプレイも!NHK「技研公開」が30日開幕 | RBB TODAY
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120Hz 8K対応のシート型ディスプレイも!NHK「技研公開」が30日開幕

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120Hz 8K対応のシート型ディスプレイも!NHK「技研公開」が30日開幕
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 NHK技術研究所の研究成果をお披露目する「技研公開2019」が30日から開幕する。NHKと言えば、NHKホールのある渋谷の本社で会見を開くことが多いのだが、技研公開は世田谷区にある研究所で開催される。ここらへんは住宅街でもあり、最寄りの駅からバスで行くのが普通だ。



 さて、28日には報道関係者を対象に内覧会が開催され、ひと足早く展示内容が公開された。まず報道陣は1Fの8Kシアターに通された。いまとなっては大型の展示イベントでよく見かけるようになった8K映像だが、今回はフレーム周波数120Hzに対応したレーザープロジェクターと22.2マルチチャンネルによる音響システムでコンテンツを視聴した。なかでもメキシコ ユカタン半島の神秘的な水の青い洞窟のい映像コンテンツは圧巻だった。驚くほど透き通る水のなかにいるダイバーの姿は、8K映像ではその場面を共有しているよう。淡水に海水が流れ込んで、水中に海面があるように見える現象も、鮮明に体験することができた。

 この8Kに関しては機動性のあるワイヤレスカメラも開発されている。送信周波数は42GHz帯で、伝送ビットレートは185Mbps。伝送遅延は4K伝送で約30ms、8K伝送で50msとなっている。カメラ本体のほかに数十キロある8K映像符号化装置と組み合わせての利用が前提なので、カメラマンのほかに送致を背負う人が必要となる。ここらへんが小型化されるのは、まだまだ先の印象だ。





 8Kを映すテレビとして注目される展示のひとつは88インチのシート型有機ELディスプレイだ。120Hzの8K映像を、約1ミリの厚さのTVにうつしている。





 入り口付近では、3台の8Kカメラで放射状に並べて撮影したコンテンツを、大型の円筒スクリーンに投影し高い没入感を体験できるコーナーもある。





 放送技術にはAIも活用されている。字幕生成もそのひとつだが、今回はスポーツ映像の状況理解技術が目をひいた。これは、選手、ボールの位置や速度、選手の顔の向きなどの情報(メタデータ)を抽出し適切なカメラの構図を自動決定するもの。状況理解のためのAIと熟練カメラマンのノウハウを組み合わせ、カメラワークを制御データとしてロボットに送るという。情報抽出の一部にDNN(ディープニューラルネットワーク)によるAIを用いている。





 研究所にはこれらをはじめ複数の展示があり、説明員が開設してくれる。また、講堂では「マラソンを8Kで中継できるか?」や「触覚はメディアをどう変えるか?」など研究員がプレゼンする興味深い話を聞くこともできる。
《RBB TODAY》
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