フジクラは、東京ビッグサイトで8~10日まで開催された「Photonix2015」において、4K/8K映像の伝送に対応した「超高精細映像機器間接続用多心光コネクタ」の参考展示を行った。 4Kや8K対応カメラは、撮影データが膨大になるためネットワークを介してデータを伝送したい場合には、現段階ではさまざまな制約が出てくる。例えば、従来の同軸ケーブルで4K映像データを伝送するならば、100本近い接続が必要になるという。しかし今回展示されていた多心光コネクタを使えば、1接続で4Kや8Kの伝送が可能になるのだ。 サイズ的には、従来のBNCコネクタとほぼ同サイズながら、24心の接続が可能なため、大容量の映像データの伝送が行える。防水・防塵対応で、5,000回の着脱が可能。一般社団法人電波産業会が定める標準規格である「ARIB規格」に対応し、放送や通信業界での導入を想定した製品になる。