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AOKIとマイナビスチューデントが提案する、新しい就活スタイル

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AOKI&マイナビスチューデント 就活 新スタイル発表会
  • AOKI&マイナビスチューデント 就活 新スタイル発表会
  • 菅谷哲也とマギー
  • 清水彰氏
  • 高橋和浩氏
  • 栗田卓也氏
  • 就活スケジュールの変更点
  • 選考及び内定出しの開始時期
  • 内定出しの開始時期【製造業の従業員規模別】
 AOKIとマイナビは29日、『AOKI&マイナビスチューデント 就活 新スタイル発表会』を都内で開催した。

 同発表会では、まず、AOKI 代表取締役社長 清水彰氏が登壇。2016年卒の就職活動はスケジュールが大幅に変更になり、学生・企業双方にとっていろいろな面で不安や戸惑いが多い状況が予測されるとして、それらを解決するために、AOKIとマイナビスチューデントがタッグを組んで就活ガイドラインを構築し、就活の新たなスタイルを発表していくという。

 AOKIでは全国551店舗の就活コーナーを拡大し、マイナビスチューデントから提供された、就活に関する様々なデータを閲覧できる環境を作った。また、AOKIのカスタマーズ・スタイリストが、就活に最適なスタイリングを提案。更に、29日から首都圏の4店舗に「就活ステーション」を設置。就活の知識力とスタイル提案力を兼ね備えた「就活スタイリスト」を男女各1人ずつ配置し、スタイリングだけでなく面接の心構えや礼儀作法など、様々なサポートができる環境を整えた。

 続いて、マイナビ執行役員「マイナビスチューデント」事業部長 高橋和浩氏が登壇。マイナビスチューデントのアンケートによると、今回の就活スケジュール変更で、学生たちは例年以上に就活の不安を感じており、セミナーに「私服で参加する」場合に何を着て行くか思いつかない学生が多い。一方、企業側は、クールビズを採用に積極的に取り入れるか各企業によって様々で、採用活動で私服OKの企業は少ないが、最近では取り入れている企業もあるという。

 マイナビスチューデントでは、学生側にはTPOを弁えた服装のガイドラインを作成することで、学生たちの就活時のスタイル・服装に関する不安をできる限りなくしていきたいとして、企業側には、夏場の就活スタイルに対し、クールビズ(ノーネクタイ)など、学生への理解を深めてもらいたいとしている。

 また、就活の提言として、マイナビ HRリサーチセンター長 栗田卓也氏による最新の就活情報の説明が行われた。

 スケジュールが16年卒から大きく変更され、12月からスタートしていた採用広報が翌年3月に後ろ倒しになった。面接を含めた選考活動は、大学4年になった4月にスタートしていたが、これが8月の真夏に変更になる。スケジュールの変更は、日本経済団体連合会(経団連)が安倍首相からの申し入れを受けて「採用選考に関する指針」の変更という形で行われた。

 マイナビスチューデントのアンケートでは、採用活度スケジュールの変更により、自分たちの就職活動に不安を感じるか、ということに対して「感じる」が86.4%と高い数字となっている。先輩の活動状況で業界や職種を参考にする場合が多いが、時期がずれてくると、これまで得られてきた情報が入ってこないということに不安を感じている。

 その結果インターンシップが活発になってきて、夏や冬にインターンシップに参加する学生が非常に多くなってきており、去年に比べるとインターンシップに参加した学生が10%~20%上がってくるという点では、学生も不安になって早い段階から就活の準備をしているのではないかと思われる。

 企業はどのように動くのかアンケートをとった結果、選考内定の開始月は3月14.3%、4月18.7%、5月12.2%となり、1~2割の企業が広報活動が始まったらすぐに先行活動をスタートすると回答した。実際には8月からとなっているが、7月より前に選考を実施する企業の合計が62.5%、内定を7月以前に出す企業の合計は50.7%で、すべての企業が経団連の指針に合わせるわけではないという結果が出た。また、製造業と非製造業の内定出しの開始時期を従業員規模別で比較したところ、従業員規模が大きく(1000人以上)、経団連に参画している企業は8月を遵守し、従業員規模が少ない(1000人未満)、経団連非加盟の中小企業は早めにスタートする流れとなっていることがわかった。

 これまでは4月に大手企業の受験があって、大手企業の選考結果を受けてから中堅・中小企業に徐々に視野を広げていくという動きがあったが、16年卒からは先に中堅中小企業の先行を受けながら、後から大手企業の面接・選考を受ける流れになり、就活の長期化が避けられない状況だという。就活時期の変更で、経団連の「採用選考に関する指針」の手引きが変更となり、「夏季における服装について」の項目で、「採用選考活動の実施期間において、クールビス等の取り組みを実施している場合、学生に対して服装の取り扱いを周知する」としている。

 しかし、学生は服装に迷うケースが多く、セミナーで私服で参加してくださいと言われた時に「思いつく」が33.6%、思いつかないが66.4%で、何をすればいいのかTPOがわからないようだ。栗田氏は、学生にはある程度条件を提示して、それを自分なりにアレンジすることに意義があると思うので、こういうところで学生の労力を減らしてあげたいと思っていると語った。人事担当者に聞いた、見た目の第一印象は重要かというアンケートでは、かなり重要は30%、ある程度重要は62%となり、あくまでも人の本質的な部分が重要だが、第一印象が影響してくるというケースが少なからずあり、夏の時期に服装の悩みを軽減してあげるのが大事なことだと思う、と締めくくった。

 その後は、ミス・ミスターコンテスト グランプリ・準グランプリ受賞学生18人が登場するファッションショーが行われ、ゲストとしてモデルのマギーと俳優の菅谷哲也が登壇した。トークセッションでは、就職活動をがんばっている同年代の友達の話や、もし芸能界に入っていなかったらどんな仕事をしていたかなどを語った。
《浦和武蔵》
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