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【IFA 2014】ハイレゾ再生完全対応の「Xperia Z3」と小型軽量の「Xperia Z3 Compact」

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Xperia Z3
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 ソニーはドイツ時間3日に開催したIFA2014プレスカンファレンスで、Anrdoidスマートフォン“Xperia”シリーズの新フラグシップ「Xperia Z3」と、コンパクトモデルの「Xperia Z3 Compact」を発表した。いずれも日本を含む世界各国で今秋から順次発売が予定されている。

■Qualcommの最新CPUを搭載

 「Xperia Z3」は5.2インチのフルHDディスプレイ搭載モデル。「Xperia Z1 f」以来のZシリーズコンパクト機になる「Xperia Z3 Compact」には4.6インチの1280×720画素/HD対応ディスプレイが採用された。

 OSはともにAndroid 4.4.4。CPUはZ3がQualcomm社製の2.5GHz クアッドコアプロセッサー「Snapdragon 801 MSM8974AC」。メインメモリーが3GBで、16GBの内蔵ストレージを搭載するほか、外部記録媒体としてmicroSDカードが利用できる。

 Z3 CompactiはKrait CPU搭載のQualcomm社製Snapdragon 801 2.5GHz クアッドコアプロセッサーを搭載。メインメモリーは2GBで、ストレージは16GB内蔵メモリーとmicroSDカード。

今回のシリーズからSIMカードの仕様がmicroSIMからnanoSIMに変更されている。

■基本デザインを踏襲しながら従来に無いカラバリを追加

 Xperia Z3のデザインは前機種のZ2から大きく変更されていないが、細かい所でブラッシュアップされている。Z2と比べてさらにサイドのベゼルを峡額縁化して、同じ5.2インチの画面サイズながら本体の横幅が1.3mmほどスリムになった。Xperia Z1以来採用されてきた、本体全周を覆うアルミフレームは四隅のコーナーにスリットを設けることでアンテナ干渉を軽減する工夫を凝らした。カラーバリエーションはオーソドックスなホワイト、ブラックに加えて、カッパーとシルバーグリーンというスマートフォンには珍しい色合いを追加。パープルは今回のラインナップには加わらなかった。ホワイトモデルはフロントパネルまでホワイトに統一されたことも今機種からの変更点になる。

 Xperia Z3 Compactは樹脂系素材をフレームに用いていることが大きな特徴。これにより峡額縁化が実現して、片手での操作感が高くなった。カラーバリエーションはホワイトとブラックに、鮮やかなオレンジとグリーンを追加。本機もホワイトモデルがフロントパネルまでカラーを統一している。Z3/Z3 Compactともに、今回発表された全カラーバリエーションが日本国内でも展開されそうだ。

 Z3の外形寸法は約146W×72H×7.3Dmm、質量は約152gと前機種のZ2と比べてより小型・軽量になっている。Z3 Compactについても本体はIP68の防水・防塵仕様。約127W×64.9H×8.6Dmm、質量は129gとなる。Z3/Z3 CompactともにIP65/IP68相当の防水・防塵設計を実現。

■ハイレゾ再生やカメラ機能を強化

 エンターテインメント系機能も強化された。CDよりも高音質なハイレゾ音楽ファイルの再生は、前機種のZ2ではUSB経由で外部オーディオ機器に送り出して再生できる仕様にとどまっていたが、新しい2機種ともにイヤホン端子からのハイレゾ出力にも対応したことで、ハイレゾの音楽ファイルを本体に保存してWalkmanのように単体でリスニングが楽しめるようになっている。

 音ものの機能ではXperia Z2に引き続き、専用のイヤホンと組み合わせることでデジタルノイズキャンセリング機能が使える。本体にステレオスピーカーも内蔵した。

 またZ3/Z3 Compactともにハイレゾ対応だけでなく、カメラ機能の強化も図られた。センサーには有効画素数が約2,070万画素のソニー製1/2.3型CMOSセンサー「Exmor RS for mobile」がZ2から引き続き使われているが、レンズの広角性能が27mmから25mmにアップしたことで、よりワイドな画角を捉えて写真が撮れる。レンズユニットは独自のGレンズ。画像処理エンジンは「BIONZ for mobile」。

 Z3ではスマートフォンとして世界初となる高感度ISO12800に対応。性能を高めた電子式手ブレ補正機能により高品位な写真撮影が楽しめるスマートフォンとした。Z3/Z3 Compactは4K動画の撮影もサポートしている。MHL3.0対応機器にHDMIケーブルつないで、本機で撮った4K動画を大画面で楽しむこともできる。

 Xperia Zシリーズにプリイン提供されているオリジナルのカメラアプリも、サウンド付静止画撮影やYouTubeへのビデオキャストができるアプリなど種類を増やして提供する。

 ディスプレイは「トリルミナスディスプレイ for mobile」を採用。バックライト技術「LiveColour LED」による鮮やかな色再現を特徴としている。独自の超解像技術である「X-Reality for mobile」により、高精細な静止画・動画表示が可能だ。

■PS4リモートプレイにXperiaとして初めて対応

 もう一つの大きなハイライトがPS4との連携機能。Xperiaシリーズとして初めて、外出先から自宅にセットしたPS4にインターネット経由でつないでPS4のゲームが遊べるリモートプレイにも対応した。こちらの機能は11月からファームウェア更新で提供される。

 Z3のバッテリー容量は3,100mAhと、Z2から100mAhほど小さくなっているが、スタミナモードのアルゴリズムを見直したことでバッテリーの持続時間を伸ばすことに成功している。Z3 Compactは2,600mAhのバッテリーを内蔵する。
《山本 敦》
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