MPEG-2 TSに代わる新多重化方式「MMT」、対応装置をNHKが開発 | RBB TODAY
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MPEG-2 TSに代わる新多重化方式「MMT」、対応装置をNHKが開発

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MMTによる放送通信連携サービスの例
  • MMTによる放送通信連携サービスの例
  • MMTとMPEG-2 TSの違い
 日本放送協会(NHK)は20日、次世代の多重化方式「MPEG-H MMT」(略称MMT)に対応した送受信装置を開発したことを発表した。

 「MMT」(MPEG Media Transport)は、MPEG-2 TSに代わる多重化方式として、NHKが研究開発や標準化を積極的に進めてきた規格。2014年3月にISO/IECの国際規格として承認された。

 MPEG-2 TSは、放送という単一の伝送路を前提としており、映像や音声などを放送局が1つにまとめて送る形となっている。一方MMTは放送と通信のような複数の伝送路で情報を提供できる方式で、映像や音声などを別々に伝送し、受信機がそれらを選択して受信・表示できる。国際規格化により、放送と通信が連携したより高度なサービスが可能となる見込みだ。

 今回開発された送受信装置では、放送や通信といった伝送路の区別なく、送られてきた複数の映像や音声を同じテレビ画面内で同期して表示できる。さらに、セカンドスクリーンとも同期して表示できるなど、多彩な情報表示が可能。

 この装置は、5月29日~6月1日に開催される「技研公開2014」で展示される予定。
《冨岡晶》
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