NHK-FMの「FMシアター」で7月26日午後10時放送の『彼女たちの夜明け』では、青森を舞台にした女性同士の恋愛を描くオーディオドラマが放送される。放送に先立ち、『彼女たちの夜明け』の制作カットが公開された。
青森市で暮らす35歳の女性・千紘が主人公の同作。ずっと好きだった同級生・爽子から8年ぶりに連絡が入り、2週間だけ東京から青森に戻ってくるという。再会したふたりは時が戻ったように意気投合し、かけがえない時間を過ごしていく。
4年前に離婚していた爽子は、やはり好きなのは千紘だと確信していく。一方、千紘は爽子に思いを寄せているものの、レズビアンとして青森で暮らしていく難しさを感じており、一歩踏み出すことができない。しかし、同僚でトランスジェンダーの高野や、弟・翔吾とのかかわりの中で、千紘の気持ちに少しずつ変化があらわれる。青森で一緒に生きていくことをあきらめない、女性ふたりの恋愛物語となっている。

青森出身の方を中心にキャスティングされた同作。本読みや収録では台本を青森ことばに翻訳して読むなど、アドリブも飛び交い、和気あいあいと進んだ。
山本爽子役の清水葉月は愛知県出身で、津軽弁は初挑戦。収録前にはリモートで青森ことば指導をおこなうなど、全力で取り組んだ。そして、千紘と爽子ふたりの息が合った会話や、一緒に歌うシーンにも注目の作品になっている。



同番組は、ネット同時配信も実施し、らじる☆らじるでは放送から1週間聞き逃し配信を行う。