役所広司も愕然……被災地支援のドキュメンタリー映画に“ヤラセ”発覚 | RBB TODAY

役所広司も愕然……被災地支援のドキュメンタリー映画に“ヤラセ”発覚

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過剰演出が問題となっているドキュメンタリー映画『ガレキとラジオ』
  • 過剰演出が問題となっているドキュメンタリー映画『ガレキとラジオ』
 ドキュメンタリー映画『ガレキとラジオ』に“ヤラセ”が発覚したことを受け、同映画でナレーションを担当した俳優の役所広司が、「この映画が世に出てしまったことが残念でなりません」と心境をブログにつづっている。

 同映画は、東日本震災の被災地である宮城県南三陸町に開局した災害ラジオ局「FMみなさん」に密着取材したドキュメンタリー。津波で家族を失い仮設住宅に暮らす70代女性が同局のラジオ放送を聴いて励まされる姿が描かれているが、実際には同仮設住宅周辺には同局の電波は届いておらず、女性は制作側からの求めでラジオ放送を聴いているふりを演じていたことが報じられ、その過剰な演出が問題となっている。

 同映画でナレーションを担当した役所は、この報道を受け、5日にブログを更新。オファーを受けた際には、映画の収益金を南三陸町に寄付するという被災地の支援を目的とした企画内容に賛同し、ボランティアでの参加を決意。「このような趣旨の作品に出会えたことを幸せに感じました。俳優という仕事をしていて良かったとも思いました」と、当時の心境を振り返った役所だが、そうした思い入れがあっただけに、今回の報道に、「記事を読んで愕然としました」と驚きを隠せない様子。「この映画を、支援の心を持って観て下さった観客の皆さんは、さぞ憤慨されていることでしょう」と観客の心情をおもんばかるとともに、「ご遺族のご遺体が見つからない苦しみに加え、ドキュメンタリーでやってはならない演出で出演された女性の方に、新たな苦しみを与えてしまったこの映画は、今後二度と上映されるべきものではありません」と怒りをにじませた。

 なお、今回の過剰演出について同映画で監督を務めた梅村太郎、塚原一成両監督は、公式Facebook上で「ドキュメンタリーとして許される範囲の『演出』として考えておりました。しかし、それがドキュメンタリーを逸脱したものだというご指摘は真摯に受け止めたいと思います」とコメントしている。
《花》

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