エプソン、精度にこだわった中・上級者向けゴルフスイング解析システム | RBB TODAY

エプソン、精度にこだわった中・上級者向けゴルフスイング解析システム

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セイコーエプソン センシングシステム事業部長の森山佳行氏
  • セイコーエプソン センシングシステム事業部長の森山佳行氏
  • 高精度な計測を実現すうるための特徴
  • スイング解析
  • スイング解析画面
  • 他社製品との性能比較
  • スピード分析機能
  • 業務用と比較してもそん色ない性能
  • エプソン販売取締役販売推進本部長の中野修義氏
 エプソンは6日、ゴルフスイング解析システム「M-tracer For Golf(型番:MT500G)」の発表会を都内で開催した。

 同製品はゴルフクラブのグリップに装着する小型のセンサーで、スイング、インパクト、スピード、シャフト、回転、テンポなどを計測。計測データは、専用アプリを搭載したスマートフォンにBluetoothで転送され、スイング軌跡や角度など詳細データを確認できる。

 具体的には、Vゾーンをチェックする「スイング解析」、インパクトをチェックしてスイングタイプを知る「インパクト解析」、グリップスピードの減速をチェックできる「スピード解析」、シャフトの回転角を知るための「シャフト回転解析」、リズム・バックスイング・ダウンスイングの「テンポ解析」といった5つの機能を搭載する。例えば「スイング解析」は、後方からと頭上からのスイングの軌跡が画面上で確認でき、インパクト時のフェースの向き、インパクト時のヘッドスピード、シャフト回転角、テンポを同時に表示する。「スピード解析」では、軌跡と同時にダウンスイング時間とグリップスピードをグラフで表示してくれる。

 セイコーエプソン センシングシステム事業部長の森山佳行氏は、「似たような製品はこれまでも世の中に存在したが、我々の製品は解析能力が高い」「スポーツ製品用のセンサーを独自に開発した」と述べ、搭載技術について説明した。それによると、高速スイングを計測するため3000dpiのジャイロセンサーや、アドレスからインパクトまで正確に計測するため16Gと200Gの2種類の加速度センサー(ゆっくりしたところと早いところを計測)、微妙なスイングの違いもわかるサンプリング性能(1秒間に2000回)が特徴となっている。同社ではこのセンサーによる計測精度を実証するために、業務用のスイング解析システムと同製品の計測によるスイング解析の軌跡を比較し、ほとんど誤差のない結果を得たとしている。

 また、同社ではスピード分析にナチュラルアンコックというものを定義。これはグリップ速度を減速することでコックが自然と開く状態だが、この数値が大きいほどヘッドスピードを効率よく上げることができるとしている。「ビギナーはグリップ速度がインパクトするところまで減速しないが、プロはグリップ速度が減速してヘッドだけ先に振れていく。2重振り子理論に基づく動作で、慶應義塾大学SFC研究所との共同研究を行った」。ソフトはこの理論に基づき可視化し、わかりやすく表現しているという。

 エプソン販売取締役販売推進本部長の中野修義氏は、「エプソンは社会インフラ向けの製品も手がけている」として、構造物に取り付けていいる傾斜計・振動計のセンサーを紹介。プリンター以外にも、昨今ではスポーツ関連、ウェアラブルデバイスに進出している例を挙げながら、センシングデバイスをキーに新事業をどんどん展開していく意向を示した。今回のゴルフ分野の進出については、競技人口が920万人にのぼり、すでに進出しているGPSウォッチの市場であるジョギング・マラソン分野の1100万人、登山・ハイキング分野の1050万人、サイクリング分野の1000万人に次ぐジャンルである点を強調した。ターゲットは中・上級者とのこと。

 販売開始は4月10日を予定。直販ショップでの価格は29,800円で他の販路と合わせ年間10000台を見込んでいる。スマートフォン用のiPhoneアプリは6から、Androidは7月からダウンロードできる。

 なお、14日から開催の「ジャパンゴルフフェア 2014」に同製品を出展するほか、3月9日、22日にプロのワンポイントレッスン付きの試打会を実施。有料レンタルも考えているという。
《RBB TODAY》

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