【レビュー】「Xperia Z Ultra」ファーストインプレッション……洗練されたUIと魅力的な独自アプリが楽しめる | RBB TODAY
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【レビュー】「Xperia Z Ultra」ファーストインプレッション……洗練されたUIと魅力的な独自アプリが楽しめる

IT・デジタル スマートフォン
Xperia Z Ultra
  • Xperia Z Ultra
  • 同じコンテンツをiPhone 5sに表示したものと比較したところ
  • スタイラスペン「ES22」
  • 片手持ちでも文字入力がしやすいようキーパッドは表示サイズがカスタマイズできる
  • Readerアプリでコミックスのコンテンツを表示したところ。本物のコミックスを少し小さくしたぐらいの表示サイズなので視認性がとても高い
  • 「トリスミナス ディスプレイ for mobile」搭載のディスプレイは、色鮮やかで解像感豊かな映像を表示できる
  • LTEモデルに搭載されているメディア系アプリ
  • LTEモデルはフルセグ/ワンセグテレビの視聴機能も搭載する
 今回国内盤Xperia Z Ultraの実機を一足早く借りてハンドリングする機会が得られたので、ファーストインプレッションを報告しておこう。

 本体を手に持ってみると画面は6.4インチと大きいものの、スリムなので意外と片手でも収まりが良い。筆者はそれほど手が大きくはないので、さすがに片手持ちで画面を横断して反対側をタップするのには無理があるものの、軽量なのである程度長い時間片手で持ち続けても苦にはならなかった。通勤電車で電子版の新聞や書籍を読むのには最適なサイズとウェイト感だと思う。

 オプションのスタイラスペン「ES22」も同時に発売される。価格はオープンだが2,000円前後で販売される見込み。本体にはスタイラスペンを使った文字入力やドローイングに最適化した「スケッチ」「ノート」アプリもプリインされている。実際に「スケッチ」アプリを起動してペンで描いてみると、細かな文字やイラストの入力を忠実に再現してくれる。描き心地は滑らかだが、素速く筆を走らせるとわずかにもたつく感じがした。カメラで撮影した写真をスケッチアプリのファイルに貼り付けることもできるので、写真にメッセージを書き込んで、SNSやメールで共有するといった使い方も楽しめそうだ。

 キーボードの操作感はとても良い。キーボード入力のアプリケーションは「POBox Touch V6.2」を搭載。日本語ローマ字入力モードでは、QWERTYキーボードの上段に数字キーを表示できるので、かな・数字交じりのテキストを入力する際のモード切り替えが不要になり、メールアドレスやパスワードの入力がとてもスムーズに行えた。アルファベットキーも表示サイズが大きめなので誤入力が大幅に減りそうだ。

 なおキーボードの「かんたん設定」からは片手持ちでも文字入力がしやすいようパッドの表示サイズを調整したり、手書きでのかな・漢字入力など種々サポート機能が利用できるのも便利だ。

 カメラ機能は最新フラグシップモデルのXperia Z1に乗っている画像処理エンジン「BIONZ for mobile」は非搭載、メインカメラユニットのセンサーを比べても最大画素数が少し落ちるものの、解像感や色乗りの良さ、暗いところでも明るく撮れるなど基本的なカメラ性能の優秀さはZシリーズならでは。ユーザーインターフェースもZ1と同じく使い心地の良いものに仕上がっている。

 電子書籍は片手でホールドできるので、コミックや文庫を片手に読むのに近い感覚だ。Reader Storeアプリでは、書籍の本文に出てきた語句にポインタを当てれば、関連情報をGoogleやWikipediaにアプリ内から飛んですぐに調べられる検索機能が利用できる。

 マップアプリの表示にも6.4インチの大型画面がメリットを発揮する。ちょうど車のダッシュボードに本体を設置して、座席のポジションからXperiaの画面に目をやっても十分に表示されている内容を読み取ることができる。LTEモデルはカーナビゲーションとしても十分に活用できそうだ。

 ほかにもauの定額制音楽配信「うたパス」と連携もできる音楽プレーヤーアプリ「WALKMAN」や、ゲームプラットフォーム「PlayStation mobile」などソニーオリジナルのサービスにも幅広く対応する。ムービーやゲームは6.4インチと大型でしかも峡額縁ベゼルなので、コンテンツが見やすいうえに「トリスミナス ディスプレイ for mobile」の技術により、色彩も鮮やかで精細感の高い映像を楽しむことができる。

 洗練されたユーザーインターフェースと魅力的な独自のアプリを搭載したXperia Z Ultraは、とても楽しみ甲斐のあるファブレットに仕上がっていると実感した。
《山本 敦》
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