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【東京ゲームショウ2013】大友克洋、現れる 「SHORT PEACE」5本目はゲーム

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「月極蘭子のいちばん番長い日」スペシャルステージ
  • 「月極蘭子のいちばん番長い日」スペシャルステージ
  • 「SHORT PEACE」 (c) SHORT PEACE COMMITTEE(c) KATSUHIRO OTOMO/MASH・ROOM/SHORT PEACE COMMITTEE
  • 大友克洋監督
  • 須田剛一
  • 舞台は現代の日本、『SHORT PEACE』をつなげる
  • ゲームも映像も、エッジが効いている
  • 「月極蘭子のいちばん番長い日」スペシャルステージ
  • 声優は鈴村健一と内田真礼が全てのキャラクターを担当
2013年7月20日に劇場公開をスタートしたアニメオムニバス映画『SHORT PEACE』に、5つ目の作品が登場する。しかも、その作品は短編アニメでなく、PS3向専用ゲームだという。
9月20日、幕張メッセで開催中の東京ゲームショウ2013のバンダイナムコゲームス・ブースにて、『月極蘭子のいちばん長い日』のスペシャルステージが開催された。

プロジェクト最終形態とされた本作は、大友克洋監督と縁の深いクリエイターによる珠玉の短編アニメ集だ。本作は映像とゲームという表現の仕方が違うメディアを選んだことに加えて、作品の舞台も際立っている。他の4作品が過去と近未来の話になっているのに対して、現代を舞台にする。
ゲームの主人公は、日本の月極駐車場を牛耳る地下財閥“月極エンタープライズ”の一人娘にして、スナイパーである。その突き抜けた設定や映像、ゲームのアイディアは、映像作品と同様に、日本のトップクリエイターが集結して制作された。

ゲーム制作は、「NO MORE HEROES」シリーズや『ロリポップチェーンソー』などを手がけてきたグラスホッパー・マニファクチュア。須田剛一が、原作・脚本・総合ディレクターを担当する。
大友克洋監督と伴に登壇した須田は、「たまたま現代が空いていたのでそこを取った。不思議なゲームになった」と説明する。クリスピーズの片岡陽平と生み出した本作は横スクロールのアクションゲームだが、その舞台設定やエフェクトは現代というにはあまりにも個性的である。エッジが最高に効いているという点では、まさに『SHORT PEACE』らしいと言っていいだろう。

そんな世界観は、他のスタッフの豪華さからも分かる。開発にはクリシピーズの片岡陽平が参加、キャラクターデザインはコザキユースケ、さらにアニメーション制作に神風動画が参加しているのも見逃せない。
さらにこの日、作品の声優陣も明らかにされた。鈴村健一と内田真礼のふたりである。ふたりは特定のキャラクターでなく、作中に登場する全キャラクターをふたりで分担する。大友克洋は、「『まんが日本昔ばなし』のようなものと説明する。アフレコの時間も通常以上にかかったとその苦労がしのばれる。

大友克洋監督は、「『SHORT PEACE』の当初の構想はアニメがもう1、2本あり、現代を舞台にした作品もあった。今回はゲームで『月極蘭子のいちばん番長い日』が実現し、失われたピースがはまった」とその作品を喜ぶ。
そして、『SHORT PEACE』全体についても、「評判が良かったので、DVDやゲームが売れてくれたら、東京オリンピック前にはもう1本作れるかも。」と今後の創作活動にも意欲的だった。

『月極蘭子のいちばん長い日』は、バンダイナムコゲームスより2014年1月16日に『SHORT PEACE』の映像と本作ゲームをパックにして発売する。価格は税込6980円だ。
さらに同日には、『SHORT PEACE』のBlu‐ray、DVD、Blu-ray・スペシャルエディションもリリース予定だ。



『SHORT PEACE』
http://shortpeace-movie.com/jp/
『月極蘭子のいちばん長い日』
http://shortpeace-game.bngames.net/

大友克洋、東京ゲームショウに現れる 「SHORT PEACE」5本目はゲーム「月極蘭子のいちばん長い日」

《animeanime》
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