オートデスクが考える製造業の3D活用と新潮流……クラウドや3Dプリンタで製造革命! | RBB TODAY
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オートデスクが考える製造業の3D活用と新潮流……クラウドや3Dプリンタで製造革命!

エンタープライズ ソフトウェア・サービス
Autodesk アジアパシフィック上級副社長のパット・ウィリアムス氏
  • Autodesk アジアパシフィック上級副社長のパット・ウィリアムス氏
  • デジタルプロトタイピングのプロセス。デザインとエンジニアリング、テストとヴァリデーション(確認・検証)、製造・生産というプロセスを管理しながら回していく
  • 従来の生産開発手法。初期段階でデジタルデータが活かされず、後になって欠陥などが見つかると、コストが跳ね上がってしまうという問題があった
  • デジタルプロトタイピングのアドバンテージ
  • 「Factory Design Suite」。工場設備のレイアウトを3次元でビジュアル化し、最適配置することで製造コストを下げられる
  • ノートPCやタブレット端末など、モバイル機器の性能がアップ。こうした端末からCADを積極的に活用できるようになり、パーソナルユースも多くなった
  • 武藤工業のブースで展示されていたパーソナル3Dプリンタ「3DTOUCH」
  • 3DTOUCHの成果物。あまり精度にこだわらなければ何でもできてしまう
 大塚商会は4月18日、飯田橋の本社ビルにて「Autodesk Solution Day 2013」を開催した。今回のテーマは「~全体最適を目指して~つながる!ひろがる!最新の業界別ソリューション」というもの。リーダーとしての考え方や人材育成、設計開発全体の最適化につながる具体的手法、ユーザー事例など、企業競争力をつけるためのノウハウやソリューションが紹介された。ここでは米オートデスク社のアジアパシフィック地区セールス責任者であるパット・ウィリアムス氏による講演「オートデスクがリードする、製造業における3D活用技術の新しい潮流~クラウド、モバイルからMAKERSまで~」について報告する。

 3Dデザイン/エンジニアリングソフトウェアのリーディングカンパニーであるオートデスク。同社のビジョンは、何百万人ものプロデザイナーから建築家、芸術家、学生、趣味で使用する一般ユーザーまで、幅広い層が活用できる革新的なソリューションを提供すること。そして、それによってユーザーのイメージとデザインを支援し、より良い世界の創造に寄与することだ。現在、代表的な製品分野として「デジタルプロトタイピング」「デザインスイート」「クラウドソリューション」などがある。

 まずウィリアムス氏は、オートデスクのデジタルプロトタイプ・ソリューションについて説明。「一口に製造業といっても、とても幅広い分野がある。しかし、それぞれのセグメント間についての課題は共通している点も多い。たとえば製品の複雑性、コスト、短縮化された納期、コンプライアンスの強化、グローバル市場の激化など、同様の悩みを抱えている」と述べた。

 シェアや業績を上げて成功している企業は、デジタルプロトタイピングを広範に活用している。その活用範囲はデザイン・エンジニアリングにとどまらない。同氏は「試験・バリデーション(動作確認・検証)を、製品製造に至るあらゆる段階において適用している。またデータ管理によるアプローチによって、複数の部署での協業を実現し、工程管理もしっかり行なえるようになった」と、デジタルプロトタイピングの重要性について強調した。

《井上猛雄》
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