「販売を速やかに再開」……医薬品のネット販売禁止訴訟、ケンコーコムが勝訴 | RBB TODAY
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「販売を速やかに再開」……医薬品のネット販売禁止訴訟、ケンコーコムが勝訴

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 ケンコーコムは11日、医薬品のネット販売禁止をめぐる訴訟について、同日の最高裁判所第二小法廷(裁判長竹内行夫判事)において判決の言い渡しがあったことを受け、医薬品の販売を速やかに再開することを発表した。

 この訴訟は、ケンコーコムとウェルネットが、国(処分をした行政庁 厚生労働大臣)を相手取り、一般用医薬品(第三類を除く)のネット販売禁止が違憲であるとして提訴していたもの。

 厚生労働省の省令(2009年6月1日施行)に関して、販売を継続する権利の確認とそれらを禁止する部分の無効確認・取り消しを求めて、2009年5月25日に同社が東京地方裁判所に提起。省令の無効確認・取消し請求については却下、権利確認請求については棄却されたが、2010年4月13日に東京高等裁判所に控訴し、2012年4月26日に東京高等裁判所にて権利を認める判決が、改めて言い渡されていた。

 これに対し、2012年5月9日に国が上告受理申立を行い、2012年12月21日付で最高裁判所第二小法廷が上告審としてこれを受理していたが、2013年01月11日付で棄却された。これにより国の敗訴が確定、“医薬品のネット販売”が可能となった。

 ケンコーコムは、「本判決は、不合理かつ不公平な医薬品ネット販売規制の省令について、当社らの主張の正当性がほぼ認められたものであり、当然の結果であると認識しています。本判決を受け、医薬品の販売を速やかに再開いたします」とのコメントを寄せている。

 またヤフーもこの判決を受け、Yahoo!ショッピングの医薬品販売ストアにおける第1類医薬品を含めた一般用医薬品の取扱い拡大に向けた準備を開始するとしている。
《冨岡晶》
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