ケンコーコム、ネット上で服薬説明機能を提供〜回答履歴のDB化も予定 | RBB TODAY
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ケンコーコム、ネット上で服薬説明機能を提供〜回答履歴のDB化も予定

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ケンコーコムの後藤玄利取締役社長
  • ケンコーコムの後藤玄利取締役社長
  • 同社の専属薬剤師2名も記者会見に同席した
  • 画面の表示項目に応じて、的確な服用説明が表示される
 医薬品通販サイトのケンコーコムは、1月31日より「インターネットによる服薬説明機能」を開発、サイトでの提供を開始したことを発表した。

 「インターネットによる服薬説明機能」は、サイト上で医薬品を購入する際に、各種チェック項目に回答することで、服薬に関する詳細な情報提供が得られるというもの。

 具体的には、市販医薬品の購入時に、商品個別の質問が表示され、ユーザが回答する形になる。回答に応じて服用説明も表示される。これらの質問および服用説明は薬剤師によるもので、購入後には注意事項をまとめた「服薬注意喚起メール」も配信されるので、随時読み返すことが可能だ。

 開発の背景には、2006年3月の通常国会に提出される予定の、薬事法改正案の報告書がある。同報告書では、医薬品がA類(対面販売必須、文書による情報提供の義務あり)、B類(対面販売原則、文書による情報提供の努力義務あり)、C類(通信販売可能、文書による情報提供不要)の3種類に分かれており、ケンコーコムではこれに対応するために本機能を開発・提供開始したとしている。

 記者発表会において、同社の後藤玄利社長は、従来の口頭での説明より、検索性やトレーザビリティに優れている点を強調、「改正案に沿ったものにすることは重要だが、対面販売はあくまで目的ではなく手段。安全性の保護に寄与する方法として、今回の機能を開発した。今後も安全性を高めていきたい」と述べ、今回の機能により、ABC類すべての必要要件を満たすことができるとした。

 「インターネットによる服薬説明機能」は現在834点の医薬品に対応済み。今後の予定として、今年6月までに1,300点に対応数を増やす/TV電話による相談実験開始、さらに今年12月までに全薬品2,081点への対応/回答履歴のデータベース化/注意喚起メールのパーソナライズ化を予定している。さらに将来的には、他薬局・薬店へのOEM提供も視野に入れているとのこと。
《冨岡晶》
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