受験シーズンの体調不良は大きな痛手!体調管理に欠かせない「免疫力」を高めるには? | RBB TODAY
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受験シーズンの体調不良は大きな痛手!体調管理に欠かせない「免疫力」を高めるには?

エンタメ 調査
受験時に行っていた体調管理
  • 受験時に行っていた体調管理
  • 受験期、最も重視すべきことは?
  • 教育学者の陰山英男氏
  • 順天堂大学の奥村康特任教授
  • 「明治ヨーグルトR-1(明治)」
  • 西川産業の「あったかひざ掛け」
  • アース製薬の「温素」
 トレンド総研では17日、2013年の大学入試センター試験を前に実施した、「受験生の体調管理」に関する意識調査の結果を公表した。さらに、体調管理の重要性について教育学を専門とする陰山英男氏に、体調管理のポイントについて順天堂大学の奥村康特任教授に、それぞれインタビューを行った。調査およびインタビューからは、体調管理のポイントが「免疫力」の向上にあり、「免疫力」を高める上では、「NK細胞(ナチュラルキラー細胞)」の活性化が重要であるということが明らかになったという。

 意識調査は、難関大学に在籍している「難関大生」200名とそれ以外の大学に在籍している「その他の一般大学生」200名を対象として実施。まず、「大学受験前(入試1カ月前~入試前日)に体調を崩したことはありますか?」と質問したところ、「ある」と回答した人は28%にのぼり、4人に1人は体調を崩していたということが分かった。具体的な症状としては、「微熱と腹痛で集中できなかった(22歳男性・その他の一般大学)」などのほか、「試験前日にインフルエンザにかかり、遠方での受験だったため、飛行機の出発前に点滴を受けた(23歳男性・その他の一般大学)」といった回答が見られた。

 「試験当日に体調が悪かった」という人も11%と、10人に1人。不本意な結果に終わらないよう、勉強はもちろんのこと、「体調管理」にも万全を期す必要がある。

■難関大の合格者ほど「体調管理」に力を入れる傾向に! 

 実際に受験を経験した大学生たちは、どのような体調管理をしていたのだろうか。受験時に行っていた体調管理の方法について聞いてみたところ、「十分な睡眠をとるようにした」(難関大生:87%、その他の一般大学生:81%)、「バランスの良い食事を心がけた」(難関大生:68%、その他の一般大学生:61%)、「外出する時はマスクを着用した」(難関大生:46%、その他の一般大学生:39%)と、3つの項目いずれにおいても、「難関大生」が「その他の一般大学生」を上回る結果に。「難関大生」ほど、体調管理に力を入れる傾向にあると言える。

■ 難関大生の7割が「受験期で最も重視すべきことは体調管理」と回答 

 「難関大生」たちは、実際にどのような体調管理を行っていたのか。具体的に工夫した体調管理の方法を質問したところ、「夜更かしをしないで、朝型の生活を心がけた。(24歳男性・京都大学)」、「タオルを濡らして置いておき、部屋の湿度を保った。(25歳男性・東京理科大学)」、「外出時は、カイロを貼って、身体を冷やさないようにした。(23歳女性・立命館大学)」などといった声があがった。さらに、体調管理は入試の出来にも影響を及ぼすようで、引き続き「難関大生」に「試験当日の体調は集中力に影響すると思いますか?」という質問をしたところ、96%が「そう思う」と回答。また、「受験期で最も重視すべきことは体調管理だと思いますか?」という質問にも、69%と約7割が「そう思う」と答えた。難関大学に合格した大学生たちの多くが、勉強と同等、もしくはそれ以上に体調管理を重視していることが伺える。

 なお、同調査では次の大学を難関大学と定義している。大阪大学/京都大学/九州大学/東京大学/東北大学/名古屋大学/北海道大学/大阪市立大学/一橋大学//神戸大学/お茶の水女子大学/筑波大学/奈良女子大学/広島大学/東京外国語大学/東京工業大学/国公立医科大学・その他国公立大学医学部/慶応大学/上智大学/東京理科大学/早稲田大学/関西大学/関西学院大学/同志社大学/立命館大学/青山学院大学/学習院大学/中央大学/法政大学/明治大学/立教大学。

■勉強は「時間」以上に「集中力」が重要。特任「受験直前期」の体調不良は痛手!

 トレンド総研では、4人に1人が大学受験前に体調を崩していたことや難関大生ほど体調管理に力を入れていたという調査結果を受け、受験期の過ごし方と体調管理の重要性について教育学者の陰山英男氏に話を聞いた。

 陰山氏は、「勉強というのは、一般的に『学習時間』に意識が行きがちですが、本当に大事なのは『集中力』です」と、入試が目前に迫ったこの時期は、課題が何なのかを明確にして、効率を上げていくということが重要になると説明。「そもそも体調が悪いのでは、当然ながら集中力は落ちますので、しっかり体調管理をしておくことも、勉強と同様に大切です」とした。また、「計画性を持って学習することが重要である一方、直前の頑張り、追い込みもまた有効であると感じます。基本的にこの時期は、自分の課題が絞られ、何をやるべきかが見えてきているタイミングです。短時間であっても慌てることなく、優先順位をつけて集中力を上げていけば、合格する確率も高まります。こうした重要な時期に体調を崩すことは、学力を上げるせっかくのチャンスを逃すことにもつながります」とのことだ。

 体調管理で重要なこととしては、保温性の高いものを身につけて体をあたためる、特に足や肩などのポイントを冷やさないようにする、といった点に加え、生活リズムを整えることも大切であり、そのためには、食事と睡眠の時間を計画的に確保していくことが重要とした。

■体調を崩しやすい冬 体調管理に欠かせないのは「免疫力」

 次に、受験に臨むための体調管理のポイントはどのような点にあるのか。受験生が気をつけるべき体調管理の方法について、順天堂大学医学部の奥村康特任教授に話を聞いた。

 奥村氏は、「ウィルスは低温・低湿度を好むという性質があるため、冬、試験のシーズンはウィルスが繁殖しやすい条件が揃っていると言えます」とし、その中で「同じ環境にいても、風邪やインフルエンザに感染する人と感染しない人がるのは、『免疫力』の高さの違いが要因の一つ。当然ながら、この免疫力が低下してしまうと、体調にも大きな影響を及ぼしてしまいます」と免疫力の重要性を述べた。

 同氏によると、免疫には「軍隊」に当たるリンパ球と、「警察」に当たるリンパ球の2種類があり、「軍隊」のリンパ球は、ウィルスに感染した際に強い抵抗力を発揮。精神的なことでも、ストレスでも、年齢でも、「軍隊」の働きはそう簡単には影響を受けないように強くできているそう。しかし、「軍隊」がウィルスをやっつけるために出動する時、人は必ず発熱するといい、「例えば、インフルエンザの対策をする場合、ワクチンをしておくことが重要なのは、ワクチンを打つことが免疫の『軍隊』の『軍事演習』に相当するからなのです。ワクチンを打っておくと、その後にウィルスが入ってきても非常に早く反応でき、かかったとしても軽い症状にとどめることができます。しかし、ワクチンをしていても入ってくるインフルエンザのウィルスが多かったり、調子が悪かったりすると、インフルエンザになることもあります」とした。

 このような「軍隊」のような働きをする免疫とは別に、「警察」のような、体内をパトロールしつつ、ウィルスが入ってくるとすぐにやっつけてしまう細胞があるという。「『NK細胞(ナチュラルキラー細胞)』と呼ばれるもので、免疫全体の2割を占めています。平和な時でもウィルスが入ってくると、『軍事演習』もしていないにもかかわらずすぐに殺しに行きます。また、その際に熱が出ないのも特徴です。ウィルスが侵入してくると素早く反応し、自然にやっつけてしまう。それゆえ『ナチュラルキラー細胞』と名付けられたのです」とのこと。がん細胞やウィルスに感染した細胞にも働きかけるそうだ。

 「NK細胞」のもう1つの特徴としてあげられるのは、「NK細胞」の活性が昼高くて夜低い、1日のリズムに則って動いているということ。これは、1日のリズムを支配しているホルモンの支配を受けているからであり、徹夜をしたり、時差のある海外へ旅行したりすると、どうしても「NK細胞」の活性が下がる。また、ストレスにも弱く、例えば、中学生・高校生の場合、ストレスを感じやすい期末試験・入学試験の時には、「NK細胞」の活性が落ちることがある。その結果、期末試験や入学試験の時に風邪をひいたり、体調を崩したりすることが多いというわけだ。

 「NK細胞」を活性化させるためにあげられることは、精神的なストレスから解放されること。簡単な方法としては、げらげらと笑い、頭を真っ白にすることが良いとのこと。また、飲んだり食べたりして、簡単に活性を上げることができないかということも昔から研究されており、一番手っとり早いのは乳酸菌の摂取だという。「乳酸菌飲料の摂取などで『NK細胞』の活性が上がるだけでなく、摂取後も活性が下がらないため、風邪がひきづらくなるのです。また、乳酸菌を毎日摂取すると、腸管の具合が『赤ちゃん型』になります。赤ちゃんの便の中は、ほとんどが乳酸菌になっていて、大人の腸管も赤ちゃん型にした方が便が良く、具合も良いし、腸管の動きもスムーズで気にならない。腸管は『第2の脳』と言われていて、脳を動かすホルモンが出ていますが、セロトニンが出ると快感をおぼえ、機嫌が良くなります。機嫌が良い状態で勉強すれば集中できますし、『NK細胞』の活性も上がります」。

 陰山氏の発言とも通じるが、体をあたためて体温を上げておくことも「NK細胞」の活性化には重要だそう。体温を上げるということは、血液循環を良くすることにつながり、その結果「NK細胞」の活性化につながる。血液循環を良くするという意味で、軽度の運動をしたり、マッサージをして体をほぐしたりなど、適度に体に刺激を与えることも、受験生は意識した方が良い。

 体調管理には免疫力が大きく影響し、その中でも「NK細胞」を活性化させることが大切であるということが分かった。「NK細胞」を活性化させるためのキーワードとして「笑うこと」・「乳酸菌の摂取」・「体をあたためること」・「血液循環の改善」などがあげられたが、トレンド総研では、これらの内、受験生が手軽に取り入れられるものとして、「乳酸菌の摂取」・「体をあたためること」・「血液循環の改善」に役立つアイテムを紹介している。

 「NK細胞」を活性化したり腸管系を整えたりする、生きた乳酸菌。その中で注目なのが「明治ヨーグルトR-1(明治)」。同商品には、乳酸菌研究の中で選び抜かれた「1073R-1乳酸菌」が含まれている。佐賀県有田町で、自治体の健康増進活動の一環として、町内の小中学生約2,000人が半年間にわたって同商品を飲用したところ、隣接する3市と比べてインフルエンザの感染率が激減するという結果が出て注目を浴びた。

西川産業の「あったかひざ掛け」は、発熱ヒート生地と発泡ポリエチレンシート、マイクロファイバー生地の3層構造。体温を受けて発熱ヒート生地が発熱し、マイクロファイバー生地が熱を逃がすことなく閉じ込める他、ボタンとボタンホールも付いていて、肩や背中など、体の冷えやすいポイントをあたためられるような設計となっている。 アース製薬の「温素」は、アルカリ温泉成分を配合した入浴剤。配合されている炭酸ナトリウムが温浴効果を高めて、体を芯からあたためるとともに、血行を促進する。
《白石 雄太》
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