ソニー、ソネットを完全子会社化……シナジーの最大化が狙い | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

ソニー、ソネットを完全子会社化……シナジーの最大化が狙い

エンタープライズ 企業
「ソネットエンタテインメント」(So-net)トップページ
  • 「ソネットエンタテインメント」(So-net)トップページ
  • 「ソネットエンタテインメント」の概要(一部)
  • 「ソネットエンタテインメント」ロゴ
 ソニーとソネットエンタテインメント(So-net)は9日、 ソネットの株券等に対する公開買付けとその後の株式交換により、ソニーによるソネットの完全子会社化を推進していくことで合意したことを発表した。

 買い付け価格は普通株式1株につき金567,500円、買付け予定数は107,772株で、本公開買付けにソネットの全株主(ソニーグループを除く)が応募した場合、ソニーの買付け金額は約600億円となる予定。

 ソニーは現在、ソネットの普通株式116,560株(株式所有割合:45.61%)を保有するとともに、完全子会社であるソニーファイナンスインターナショナルによる保有分32,110株(株式所有割合:12.57%)と合わせて、対象者株式148,670株(株式所有割合:58.18%)を保有し、ソネットを連結子会社としている。

 一方、ソニー、ソネット、およびソネットの主要子会社であるエムスリーが親会社、子会社および孫会社の関係にあり、いずれも上場している現状において、グループ・シナジーの追求に一定の制約があるとしている。今回の完全子会社化により、ソニーとソネットの親子上場関係を解消し、ソネット事業・資産を最大限活用することにより、ソニーはコア領域の強化、成長領域への経営資源の移行を一層進めやすくなる見込みだ。これにより、グループ・シナジーの最大化を図るのが狙い。

 完全子会社後も、ソニーは、当面はソネットを独立の事業体として維持しつつ、日本およびアジアにおけるソニーグループのネットワークサービス事業の核の1つと位置付け、ソニーのネットワークサービスプラットフォームの国内およびアジア展開を推進していくように、今後さらに検討を進める。

 なお、公開買付けによりソネットの発行済株式のすべてを取得できなかった場合には、当該完全子会社化を推進するため、本公開買付け後にソニーを完全親会社、ソネットを完全子会社とする株式交換を実施する予定。
《冨岡晶》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top