【WTP2012】複数回線を束ねて通信を高速・安定化!KDDIとNECがデモ展示 | RBB TODAY

【WTP2012】複数回線を束ねて通信を高速・安定化!KDDIとNECがデモ展示

ブロードバンド 回線・サービス

KDDIのブース
  • KDDIのブース
  • デモに使われていた「GALAXY SII WiMAX ISW11SC」
  • ダウンロード結果。「リンクアグリゲーション無線技術」でダウンロード速度が2倍に。
  • 技術概要
  • NECのブース
  • 車載型MR(Mobile Router)
  • その時々で最適な事業者、回線を選択し通信を行う。
  • MIM(Mobile Inverse Mux)という特許技術
 スマートフォンやその他モバイル端末がさまざまな通信回線をサポートすり、複数の回線を束ねることで高速化や安定性を実現しようとする技術が注目を集めてきた。

 今回、パシフィコ横浜で開催されている「ワイヤレス・テクノロジー・パーク 2012」では、NECとKDDIが同技術に関連したデモを行っていた。KDDIの展示は「Wireless Japan 2012」でも紹介されていたものだが、3G回線とWiMAXの通信状況を把握し、通信コントロールを行う「リンクアグリゲーション無線技術」だ。同技術は複数の回線を束ねることによって通信が途切れないようハンドオーバーするだけでなく、両方の回線が利用可能な時は2回線とも使用することで通信の高速化を実現する。会場では、すにで販売されている「GALAXY SII WiMAX ISW11SC」を使ってデモされていた。「リンクアグリゲーション無線技術」により3GとWiMAXを束ねたものでは、5MBのファイルをダウンロードするのに約5秒、3G回線のみでは約11秒という速度差だった。スタッフによると「最大の特徴は、ネットワーク側にゲートウェイなどが必要ないこと。端末のみで実現できます」とのこと。まだ研究開発レベルだが、端末への実装を視野に、どういうサービスに組み込んでいくかを考えているという。

 一方、NECのブースではBBRide(Broadband on the Ride)をデモしていた。こちらも複数の回線をひとつの回線として束ねることで高速化する技術で、事業者や回線の種類は問わないとしている。ブースに置かれていたのはMini PCIモジュールが3つ搭載され、ファンレス、防塵、耐振性に優れた車載型MR(Mobile Router)。MIM(Mobile Inverse Mux)という特許技術により、その時々で最適な事業者、回線を選択し通信を行う。しかも、データはパケットごとに、効率がよく遅延のないリンクにインテリジェントに分散され、受信側で復元される。利用シーンとしては、災害や事故現場の状況確認が挙げられる。車載型MR(Mobile Router)の先に搭載されたカメラから、現場の様子が消防センターに送信される。またセンターからは、火災場所の建物の図面などを現場に送るなどが考えられる。「具体的には申し上げられないが、国内でも一部採用済み。海外ではハンガリーの防災局で導入されており、セルビアでも警察・消防へプロモーションを展開。UKでもトライアルがはじまる」とスタッフは話している。
《RBB TODAY》

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