三菱グループ、リユース蓄電池やEVを活用したスマートグリッド実証実験を開始
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「M-tech Labo」は、太陽光発電システム(20kW)、放電可能なEV5台、EVから回収されたリユース蓄電池(80kWh)にて構成された装置となっている。この実証実験では、出力が不安定な再生可能エネルギーや夜間電力を蓄電池に充電することで、工場やオフィスの電力需要がピークを迎える時間帯に供給し、電力需要の平準化を実現することを目的としている。蓄電池も専用の高価な蓄電池を使用するのでなく、EVあるいはEVより回収されるリユース蓄電池を活用することでコストを抑えているのが特徴。
具体的な実験内容としては、実験装置から生み出される最大50kWの電力を用い、三菱自動車名古屋製作所内にある生産本館の電力変動を低減させる(変動幅180kWの33%低減を目標)。またEVユーザーの利用を妨げることなく利用可能な放電容量およびその時間帯を統合するシステム「EIS(Electric Vehicle Integration System)」の有効性確認を行い、これらの効果を1年間かけて検証する。
なおこの実験装置は「けいはんなエコシティ次世代エネルギー・社会システム実証プロジェクト」の1つとして、東京工業大学の指導を受けながら完成させたものとなっている。