自動制御で快適な車内空調を実現する次世代システム | RBB TODAY
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自動制御で快適な車内空調を実現する次世代システム

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運転中の心拍数をリアルタイム計測し、不快と判断できれば快適になるまでエアコンを制御する。効率的な制御によりエネルギーロスを改善することが見込まれている(画像はプレスリリースより)
  • 運転中の心拍数をリアルタイム計測し、不快と判断できれば快適になるまでエアコンを制御する。効率的な制御によりエネルギーロスを改善することが見込まれている(画像はプレスリリースより)
 芝浦工業大学は6日、機械制御システム学科伊東敏夫教授とカルソニックカンセイが共同で、自動車の次世代空調システムの開発に向けた研究を開始したことを発表した。

 車内の快適温度を保ちつつ、最小限の空調で自動車の燃費性能向上を実現するものとなる。

 自動車の空調は、エンジンの排熱を利用するが、エンジン性能の向上に伴って排熱の減少と、冷暖房エネルギー供給のための燃料消費が課題となっている。特に電気自動車においては、影響がより顕著となるため、走行距離を伸ばすうえで越えなくてならない壁となっている。

 研究の目標点は、心拍データから温度変化による自律神経の動きを解析し、最適な温度環境を自動化すること、これまでの過冷房・過暖房によるエネルギーロスを改善すること、ドライバーの心拍データを収集する際に装置を着用せずにハンドルやシート内に組み込める心拍計の開発、の3点となっている。

 これまでの研究で心拍データから快適かどうかの判断を行える傾向は確認できており、両者は今後ドライブシュミレータを使用して実験を行い、製品化のための精度向上を行っていく。
《防犯システム取材班/小池明》
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