携帯電話の世界市場動向、2017年には82億加入・LTE23%に……シードP調べ | RBB TODAY
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携帯電話の世界市場動向、2017年には82億加入・LTE23%に……シードP調べ

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世界の携帯電話加入数予測/方式別
  • 世界の携帯電話加入数予測/方式別
  • 世界の携帯電話加入数に占めるスマートフォンの割合
  • 世界のスマートフォン販売台数
 シード・プランニングは21日、携帯電話の世界市場動向調査の結果を発表した。本調査は18年連続の継続調査となるもので、調査期間は2011年11月~2012年3月。

 それによると、携帯電話の世界市場は、2011年末には約60億超加入となり、前年対比約15%増加し、世界全体の人口普及率は87%に達している。また「スマートフォン販売の増加」「中国、インドなど新興国市場の増加」「LTE展開の加速化、Wi-Fiやフェムトセル等の積極活用」を3つの大きな変化としてあげている。

 そのうえで、世界の携帯電話の市場および主要事業者・メーカーの動向、スマートフォン販売の増加、LTE展開の加速などの動向、および日本を含むアジア・太平洋地域、西欧、東欧、北米、中南米、中近東・アフリカ等の地域別の動向をあきらかにするとともに、2017年までの市場予測を行っている。

 まず、世界の携帯電話加入数は、2011年の60億1,100万加入から2017年には82億1,100万加入に増加すると予測された。方式別には、2017年に3G/W-CDMA等が約47%、GSM方式が約23%、4G/LTE方式が約23%となる。特に4G/LTE方式と3G/W-CDMA方式の増加が顕著で、4G/LTE方式が2011年0.7%から2017年には約23%に、3G/W-CDMA方式等は、2011年の約19%から2017年には約47%と大きく伸びると予測された。

 地域別では、アジア・太平洋地域、中近東・アフリカ地域では、新興国を中心に人口普及率が100%前後に増加。一方、高普及国での2台目、3台目の需要の伸びが見込まれる。アジア・太平洋地域、欧州地域、北米地域で、通信モジュール端末、M2M市場の増加が見込まれるとともに、スマートフォン比率が増加するとした。

 また世界市場でスマートフォンは、2016年末に37億4,600万加入と予測。 携帯電話加入数の46%がスマートフォンになるとしている。さらに2017年には全携帯電話単年販売台数24億3,200万台のうちの約52%の12億6,000万台がスマートフォンになると予測している。
《冨岡晶》
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