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IT企業11社、IPv6ネットワークで共同実験……ヤフー、ミクシィ、楽天、ドワンゴも参加

ブロードバンド テクノロジー
BBIXによるIPv6への取り組みイメージ
  • BBIXによるIPv6への取り組みイメージ
  • 参加事業者:全11社(23日時点、順不同)
 BBIXと、インターネット上で各種サービス提供を行う10社は23日、IPv6ネットワークへの円滑移行を目的として、3月上旬よりIPv6ネットワーク共同実験を行うことを発表した。

 共同実験に参加するのは、BBIXのほか、IDCフロンティア、九州通信ネットワーク、コナミデジタルエンタテインメント、サイバーエージェント、データホテル、ドワンゴ、ファーストサーバ、ミクシィ、ヤフー(予定)、楽天の計11社(23日時点)。

 IPv4アドレスは、昨年割り当てが終了を迎えているが、その一方で、IPv6アドレスの普及については全世界で0.4%に留まっているのが現状だ。また昨年度行われたIPv6トライアルイベント「World IPv6 Day」において、日本固有の課題が国内外から指摘されている。

 こういった背景を受け、IT企業11社は、IPv6ネットワークへの円滑な対応を目的とし、ネットワークインフラのIPv6対応をはじめ、動画配信ポータルサイト、ネットショッピング、SNSなどの多様なインターネットサービスのIPv6対応を実証する総合的な実験を行うとしている。なお、今回の共同実験は、実験ごとに参加事業者を募り、希望する事業者が共同で実験を行う。

 おもな実験としては、実験参加各企業がIPv4インターネット上で現在提供しているさまざまなコンテンツをIPv6に対応させ、BBIXが用意する各種OS、デバイス等からアクセスを行い、IPv6ネットワークへの接続性を評価する「IPv6アクセス実験」、IPv4/IPv6環境から、実験参加各企業のデュアルスタックコンテンツに対しアクセスを実施し、フォールバック(切り替えによる遅延)の有無による接続品質の比較を行う「フォールバック実験」、IPv4アドレス共有技術「4rd」によるIPv4インターネット接続環境にて、実験参加各企業のコンテンツに対する接続評価を行う「IPv4アドレス共有環境実験」などとなっている。
《冨岡晶》
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