ヤフーは10日、Yahoo!オークションを利用する法人および個人出品者を対象に、Yahoo!オークションの出品者向け分析ツール「Terapeak for Yahoo!JAPAN」の提供を開始した。
「Terapeak for Yahoo!JAPAN」は、Yahoo!オークションの過去の取引データから、今需要の高い商品やその落札傾向などを調べ、出品者の利益を最大化しながら落札率を上げるための分析ができるマーケット分析ツール。取引データは、サービス開始当初は、過去90日分まで対応し、最長2年分が分析可能となる予定。
カナダのAdvanced E-Commerce Research Systems, Inc.(AERS社)のマーケット分析ツール「Terapeak」を、Yahoo!オークションの出品者向けにカスタマイズしたものが提供される。AERS社は、2002年にオークションサイト「eBay」のパワーセラーとしてビジネスを展開していた創業者によって設立された。「Terapeak」は、eBayより過去のデータを独占的に扱えるライセンス契約を2007年に取得し、現在ではeBayが公認ツールとしてセラーに提供している。