9割が「今後も節電を続けたい」が「人にできる節電に限界」も8割……冬の節電に関する意識調査 | RBB TODAY
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9割が「今後も節電を続けたい」が「人にできる節電に限界」も8割……冬の節電に関する意識調査

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それぞれの家電製品において、節電に取り組んでいるものは?
  • それぞれの家電製品において、節電に取り組んでいるものは?
  • 「照明器具」で取り組んでいる節電方法は?
  • エアコンを暖房器具として使用する理由は?
  • 人にできる節電には限界があると思う?
 パナソニックは、28歳以上の男女6,401名に対して「冬の節電に関する意識調査」を実施、その結果を発表した。

 まず、「この夏の深刻な電力不足により『節電』を意識するようになりましたか?」と聞いたところ、88%が「意識するようになった」と回答。同社がおよそ5ヶ月前の7月に、28歳以上の男女3,190名に対して実施した「節電に関する意識調査」でも90%が「意識するようになった」と答えており、夏に引き続き冬も依然として節電意識が高いことが分かる。

 「家電製品別の節電への取り組み状況」としては、「照明器具」が最も多く、93%。次いで「エアコン」(81%)、「テレビ」(76%)、「冷蔵庫」(66%)、「温水洗浄便座」(62%)と続く。これらの回答も夏実施の調査と同様、照明器具とエアコンへの節電意識の高さが目立つ。

 次に、具体的にどのように節電に取り組んでいるのかを、各家電別に質問。「照明器具」で取り組んでいる節電方法としては、「ムダな照明はこまめに消す」が98%。以下、「照明の明るさを控えめにする」(70%)、「リビングなど家族がひと部屋で過ごす時間を長くする」(68%)、「電力使用のピーク時間帯に照明の使用を控える」(54%)などが上位となり、「LED電球に取り替える」(35%)、「節電・省エネタイプに買い換える」(32%)など、照明器具や電球を取り替えたという人も相当数いることが分かった。

 ちなみに、今年の7月時点の調査では、「LED電球に取り替える」は32%、「節電・省エネタイプに買い換える」は28%で、夏の節電時と比べると家電製品の節電機能への関心が高まっていることが伺える。

 そして、「エアコン」で取り組んでいる節電方法についても同様に聞いたところ、「エアコンの設定温度を控えめにし、なるべく使用しない」が最も多く93%。以下、「電力使用のピーク時間帯はエアコンの使用をなるべく控える」(69%)、「扇風機などを併用し、エアコンの気流を部屋の中で効率的に循環させる」(68%)、「エアコンのフィルターをこまめに掃除する」(63%)、「使わない時は、コンセントからプラグを抜く」(50%)、「節電・省エネタイプに買い換える」(23%)の順となった。

 「節電・省エネタイプに買い換える」の項目については、今年の7月時点の調査では21%であったのが、今回の調査では23%と増え、家電製品自体にも節電を求める傾向が見られた。

 また調査では、「暖房器具」についても質問。「冬の暖房器具として普段使っているもの」を聞いたところ、全体で最も多かったのは「エアコン」で63%。地域別で見ると、都心部では実に80%が「エアコン」を使用していることが分かった。一方、気温の低い寒冷地区で最も多かったのは、「石油ファンヒーター」で59%。次いで「エアコン」が46%となり、寒冷地区でもおよそ半数がエアコンを使用している。

 「エアコンを暖房器具として使用する理由」としては、「設定温度や風量を調節するなどして、手軽に節電しやすいから」が最も多く37%。以下、「エアコン暖房で十分暖かいから」(35%)、「火を使う暖房器具は、できれば使用したくないから」(30%)、「子どもやお年寄りにも安心・安全な暖房器具を使用したいから」(28%)と続いた。特に子どもやお年寄りのいる世帯では、安心で安全な暖房器具を求める傾向が高いことから、火を扱う暖房器具はできるだけ控えたいという意識があることが分かる。

 最後に、「今後の節電に関する意識」を聞いた。「電力不足等に関わらず、節電に取り組みたい」が98%と7月時点の調査結果の97%と同様に高く、「家の中には、まだ省ける電気のムダがあると思う」と答えた人は85%と、これからも節電を続けようという意識の高さが伺える結果となった。

 一方で、「できるだけ、我慢をせずに節電したい」と答えた人は88%と大多数で、「人にできる節電には限界があると思う」も84%と、自分の努力による節電には限界があるという本音も。

 調査レポートではこの結果を受けて「だからこそ、家電製品の節電機能への関心が高まり、家電製品自体にも節電を求める傾向が現れている」と分析。実際、72%が「夏の電力不足後、家電が自動的に節電してくれる機能への関心が高まった」、66%が「自分自身ががんばって節電しているので、家電にも、もっとがんばって節電してほしい」、61%が「家電選びの一番のポイントは、『節電・省エネタイプ』」と答え、自動で節電する家電の利用意向が高まっていることも明らかになった。
《RBB TODAY》
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